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【グリーンプリンティング】JFPI、企業単位による認定制度創設。大日本印刷、凸版印刷が初認定

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 (一社)日本印刷産業連合会(JFPI)は、本日午後2時の記者説明会にて、企業単位によるグリーンプリンティング(GP)認定制度を創設し、2019年11月7日に開催した第56回GP認定委員会において、大日本印刷(株)凸版印刷(株)を初認定したことを明らかにした。
 JFPIでは、2006年に地球環境への負荷低減を目指し印刷業界の環境配慮自主基準を制定、その自主基準をクリアした場合、工場・事業所単位でGP工場として認定してきた。今回の大日本印刷、凸版印刷のGP工場認定は、SDGs(持続可能な開発目標)の実現を考慮し、業界全体のサプライチェーンを推進するため、世界的な環境基準をクリアしている工場を多く持つ大手印刷会社に対し、企業単位でGP認定を取得できるようにした。GP認定制度が求める要件について、CSR(Corporate Social Responsibility)報告書等による書類審査並びに現地調査を行い、GP認定委員会において認定を行った。
 なお、CSR報告書等の各種数値の妥当性については、監査法人による第三者審査を受け、保証されていることを要件とする。また、申請企業は認定範囲の工場・事業所を任意に申請することができる。

 第56回GP認定委員会による新規認定は次の通り。
<認定部門:総合>
 認定番号:A50001 大日本印刷(株) 対象事業所数 7
 認定番号:A50002 凸版印刷(株)  対象事業所数 4

 GP認定工場・事業所数は、5年前に300を突破したが、その後の取得ペースはアクセルを踏み込んでいるとは言えず、ようやく、最近400をクリアした。今回、印刷大手2社がGP認定への理解を示し、GP認定を取得したことから、印刷発注者を巻き込んだサプライチェーンにおける環境に配慮した印刷事業への関心がより高まり、GP認定取得工場への印刷発注が増えることで、GP認定未取得の中小印刷会社へのプラス面での波及効果が期待されている。JFPIでは、今後2ないし3年以内に500を突破したいとしている。

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