【Print & Converting】イリス、独W&Hの日本総代理店業務開始

　長年にわたり独リッカーマン社（1892年創業）およびリテック・ジャパン（株）（前身のリッカーマン(日本)（株）、1956年創業）を通じ、日本のパッケージ業界に親しまれてきた独Windmoeller & Hoelscher（W&H）社の装置は、W&H社の意向を受ける形で、日本での販売・サポートを含むすべての総代理店業務が（株）イリス（フランク・オーバンドルフ社長、東京都品川区上大崎3-12-18）に引き継がれた。
　これに伴い、2019年11月30日をもって、継続中の案件を含む営業業務はリテック・ジャパン社より全てイリスに移管された。W&H社の製品に係わるスペアーパーツ供給および技術サービス業務に関しては、現在保証期間中の場合を除き、2020年1月1日よりイリスが担当する。既に発注済みで納入待ちの既存案件に関しては、契約完了まで引き続きリテック・ジャパンが担当、保証期間中の製品に係わるスペアーパーツおよび技術サービスに関してもリテック・ジャパンが責任をもって担当する。イリス 印刷機・フィルム加工機第三部は、12月1日より、W&H社の日本総代理店業務を開始した。
　W&H社は最近ドイツ国内の生産・研究開発設備に1億ユーロ（120億円）以上の投資を行ったところ。この投資の目指すところは顧客の生産効率の向上であり、絶え間ない品質と生産スピードの改善を市場にもたらす。イリスとW&H社との協業による営業効率の向上は、顧客にて実現されるであろう生産効率の向上と相まって、顧客の今後のビジネスに必ずや貢献できるものと両者は確信している。
　イリスは、本社をハンブルグに置きアジア全域に活動範囲を持つ独Illiesグループの一員であり、東京・大阪・名古屋の国内3カ所に拠点がある。1859年にドイツ系商社としては初めて日本で活動を開始し、爾来160年間一貫して欧州製産業機械の輸入販売および技術サービスの提供を行っている日本発祥のドイツ系専門商社。