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【プラスチック射出成形機】日精樹脂工業、本社工場の生産体制の効率化、物流の見直し

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 日精樹脂工業(株)は、本社工場の生産体制の効率化ならびに物流の見直しを目的に、2016年末、本社内北側の旧独身寮跡地に鋳物専用の倉庫を建設、今年1月から本格稼動を開始する。
 鋳物倉庫の概要は、平屋建ての延べ床面積1,14.37m2で、倉庫内には700パレット相当の鋳物収納ラックを設置し、工場内物流の効率を高めている。この鋳物倉庫は、鋳物加工を行う第5工場に隣接しており、これまで工場内に複数点在していた鋳物置き場を集約化し、射出成形機の素材としての鋳物を加工工場の近くに保管することで、鋳物の払い出し、加工、組立・検査して出荷する一連の流れにムダがなくなり、製品の品質維持および集中管理が可能となる。
 また、同社は、自動車向けを中心に堅調な需要動向を示している大型射出成形機の生産強化のため、昨年、大型成形機の型締シリンダーやダイプレート(金型取付盤)などの鋳物部品加工用として大型複合ターニングセンター(ホンママシナリー製)1台を導入、同年10月下旬に火入れ式を行い、現在、加工物のデータなどのプログラム入力を行いながら立ち上げ中。
 この複合ターニングセンターは、竪旋盤と五面加工機の両方の機能を併せ持つオールマイティーな工作機械で、大型成形機へのシフトを進める同社にとっては、大型部品加工における生産能力の向上、加工納期の短縮、原価低減などに大いに貢献するもの。
 また、近隣で同様の大物部品加工ができる加工メーカーは1社のみであることから、BCP(事業継続計画)の観点からも重要な意味を持つ設備投資であると言える。

2017 01 12 NISSEI R


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