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【Printing】Kodak、SONORA導入によるコスト削減額試算ツール「SONORA Plate Savings Estimator」開発

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 新しいテクノロジーへの投資は、企業が業務の改善策を検討する際に最も重要となる決定要因の1つ。KODAK SONORAプロセスフリープレートへの移行は、多くの印刷会社にとってプラスの影響を及ぼし、業務の効率性を飛躍的に高め、ROI(投資利益率)を向上させる投資。
 Kodakは、プロセスフリープレートへの移行を検討している印刷会社を支援すべく「SONORA Plate Savings Estimator(SONORA Plate セービングスエスティメーター)」を開発した。この新しいオンラインツールを利用することで、印刷会社は、有処理プレートからKODAK SONORAプロセスフリープレートへ切り替えた際に削減できるコストをシミュレーションできる。
 Eastman Kodakのプリントシステムズ事業部バイスプレジデントのEvandro Matteucci氏は次のように述べている。
 「KODAK SONORAプロセスフリープレートは、すでに世界中で4,000社以上の印刷会社様に導入されています。このような企業は、コストや時間を削減しながらも環境への負荷も軽減しています。印刷会社様にとって、業務フローの部分的な変更や非効率な設備の入れ替えには、費用がかかることを我々はよく理解しています。KODAK SONORAプロセスフリープレートへの移行は、コストを削減するための迅速で、しかも簡便なコスト削減手法であり、持続可能性を高める一歩となります。この移行の意思決定をする際にSavings Estimatorを活用することで、情報不足による推計に時間を割く必要がなくなります」
 従来の刷版現像工程では、CTP機器で画像を露光してから、水、エネルギー、化学薬品を使用した後に印刷工程に渡していた。この現像工程にはバラツキが発生しやすく、印刷現場での作業効率やコストに影響を与えていた。しかし、SONORA Plate Savings Estimatorを使用すると、印刷会社様の業務フローにSONORAプレートを導入した場合のコスト削減額を、顧客ごとにカスタマイズして見積もることが可能。また、SONORA Plate Savings Estimatorの操作は迅速、簡素化されており、印刷会社はプレートの使用量、使用中の有処理プレートの種類、プレート価格、事業所の所在地といった情報を入力するだけで、瞬時に削減できるコストの合計額を見積もり、複数の現地通貨で表示する。
 Savings Estimatorの利用のみならず、印刷会社ごとの特有の工程、費用、機器をベースにした総合的な見積もりが必要な場合は、こちらからリクエストすると、該当地域の営業担当者より詳細説明を受けることができる。
 SONORAプロセスフリープレートを導入することで、電力・水・化学薬品のコスト削減以外に以下のようなメリットを享受できる。
・刷版自動現機が不要になり、フリースペースの拡大が図れる
・現像工程に係るバラツキがなくなり、印刷の安定性と品質が向上する
・プレートを印刷現場に迅速に提供し、特にプレートの再出力を排除できる
・不要な機器が減ることで、メンテナンス費用とダウンタイムを削減できる
・よりクリーンで安全な作業環境を提供する
・環境負荷を削減する
 Kodakは、プロセスフリーテクノロジーを進化させるべく投資を継続してきた結果として、画期的なシリーズである「SONORA」プロセスフリープレートの市場導入を果たした。「SONORA」プレートにより、大手印刷会社および高性能のプレートを要する高度な印刷アプリケーションを生産している印刷会社などの最大80%がプロセスフリープレートへと移行することが現実的に可能となっている。「SONORA XP」プレートと比較すると、SONORA X/CX/CX2プレートでは、耐刷性(特にUVアプリケーション)、イメージングスピードの高速化、耐傷性の強化という3つの点が大きく改善されている。世界中でKODAK SONORAプロセスフリープレートの普及が加速しており、2019年末までにはKodakが販売するプレートの3分の1近くがプロセスフリープレートになると予測される。


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