コダックジャパンは、市場でいち早く省電力UVへの対応を実現した完全無処理CTPプレート「KODAK SONORA CX」の性能を更に高めた新製品「KODAK SONORA CX2」を11月1目より販売開始する。
SONORA CX2は、商業印刷や出版印刷向けの完全無処理CTPプレートで、現行品と比べてUV印刷における耐刷性が50%向上していることに加え、視認性・耐傷性も現行品よりさらに20%向上していることが最大の特長。UV耐刷性が大幅に向上し、様々な印刷資材や印刷条件への対応幅が大きく広がったことで、パッケージ印刷の市場ニーズにも柔軟に対応することが可能になる。今回の製品改良は、2016年秋に視認性を従来品より1.5倍に高めた改良と、2018年初頭に耐刷性を2倍にまで飛躍的に高め、耐傷性も大幅に向上させた2回目の改良に次ぐ、3回目となるもので、今回の大幅な性能アップを機に、製品名称を「SONORA CX2」へと改めた。
コダックの完全無処理CTPプレートのSONORAシリーズは、コダックジャパンの群馬事業所の研究開発部門で開発され、2015年6月に日本市場向けに最適化した製品としてリリースされた。2015年の販売開始以来、日本国内47全都道府県に普及し、日本国内での導入社数は2019年5月には500社を超え、数多くの顧客から高い評価を得ている。コダックでは、完全無処理CTPプレートの製品開発に大きな投資をしてきており、市場のニーズに合わせた製品改良にこれまでも継続的に取り組んできた。今回の更なる製品性能の向上によって、より幅広い分野で完全無処理CTPプレートの活用がさらに加速するものと予測している。
SONORA CX2の性能改良ポイントは次の通り。
(1)UV耐刷性が50%アップ
SONORA CX2は、耐刷性と耐傷性を飛躍的に向上させるために2重の陽極酸化被膜層を採用しているが、今回の製品改良では、露光部の反応効率を大きく高める重合性化合物を新たに採用し、光硬化システムを最適化したことで、UV耐刷性が50%アップされている。市場でのテスト結果では、耐刷性能が従来よりも4倍にまで向上したという高い数値の実績も報告されている。今回の更なる耐刷性アップにより、SONORA CX2の基本仕様では7万枚の耐刷性能を実現している(耐刷性は印刷条件によって異なる)。
(2)視認性と耐傷性も20%向上
SONORA CXで使用していた発色システムをファインチューニングすることにより、定評のある視認性を更に20%向上させた。また、視認性の向上と合わせて、視認性の持続時間も更に向上している。
耐傷性能に関しては、優れた耐傷性を持つSONORA CXの基板はそのまま継続採用しながらも、感光層の塗膜強度をアップさせることにより、耐傷性も更に向上している。
SONORA CX2は、商業印刷や出版印刷向けの完全無処理CTPプレートで、現行品と比べてUV印刷における耐刷性が50%向上していることに加え、視認性・耐傷性も現行品よりさらに20%向上していることが最大の特長。UV耐刷性が大幅に向上し、様々な印刷資材や印刷条件への対応幅が大きく広がったことで、パッケージ印刷の市場ニーズにも柔軟に対応することが可能になる。今回の製品改良は、2016年秋に視認性を従来品より1.5倍に高めた改良と、2018年初頭に耐刷性を2倍にまで飛躍的に高め、耐傷性も大幅に向上させた2回目の改良に次ぐ、3回目となるもので、今回の大幅な性能アップを機に、製品名称を「SONORA CX2」へと改めた。
コダックの完全無処理CTPプレートのSONORAシリーズは、コダックジャパンの群馬事業所の研究開発部門で開発され、2015年6月に日本市場向けに最適化した製品としてリリースされた。2015年の販売開始以来、日本国内47全都道府県に普及し、日本国内での導入社数は2019年5月には500社を超え、数多くの顧客から高い評価を得ている。コダックでは、完全無処理CTPプレートの製品開発に大きな投資をしてきており、市場のニーズに合わせた製品改良にこれまでも継続的に取り組んできた。今回の更なる製品性能の向上によって、より幅広い分野で完全無処理CTPプレートの活用がさらに加速するものと予測している。
SONORA CX2の性能改良ポイントは次の通り。
(1)UV耐刷性が50%アップ
SONORA CX2は、耐刷性と耐傷性を飛躍的に向上させるために2重の陽極酸化被膜層を採用しているが、今回の製品改良では、露光部の反応効率を大きく高める重合性化合物を新たに採用し、光硬化システムを最適化したことで、UV耐刷性が50%アップされている。市場でのテスト結果では、耐刷性能が従来よりも4倍にまで向上したという高い数値の実績も報告されている。今回の更なる耐刷性アップにより、SONORA CX2の基本仕様では7万枚の耐刷性能を実現している(耐刷性は印刷条件によって異なる)。
(2)視認性と耐傷性も20%向上
SONORA CXで使用していた発色システムをファインチューニングすることにより、定評のある視認性を更に20%向上させた。また、視認性の向上と合わせて、視認性の持続時間も更に向上している。
耐傷性能に関しては、優れた耐傷性を持つSONORA CXの基板はそのまま継続採用しながらも、感光層の塗膜強度をアップさせることにより、耐傷性も更に向上している。
SONORAシリーズが提供する優位性は次の通り。
(1)定評あるPress Ready Technologyによる刷り出しの早さ
SONORAが市場で幅広く受け入れられている最大の理由は、従来の現像有りプレートと同様に何の違和感も無く印刷ができるという点にある。この利点の基盤技術となっているのがコダック独自の「Press Ready Technology」。これは、従来の高感度ネガタイプのCTPプレートに必須であった酸素遮断層を必要としない技術で、機上現像性を感じさせない、現像有りプレートと同等の刷り出しの早さを実現している。
印刷では1枚目よりインクがのり始め、10枚目では既に十分な濃度に達する優れた刷り出しの早さを実現しており、このため損紙の削減にも大きく貢献する。また、SONORAは、着肉性にも優れているため印刷時に水を絞ることができる。網点の再現性も高く、特に平網品質が向上し、よりシャープで高品質な印刷の仕上がりを可能にする。もちろんSONORAの使用によって印刷機のセッティングを変える必要は基本的にはない。
(2)メンテナンスフリーで環境に優しいクリーンな作業環境を実現
プレートセッターでの露光後、現像や水洗、ガム引き、乾燥などの一切の処理工程を必要とせず、そのままプレートを印刷機にセットできる。このため自動現像機やそれに付随する一切の刷版処理機が不要なため、初期投資コストからメンテナンスコスト、液管理の作業まで、現像処理工程に関わる一切の負担を排除できる。このため、刷版製造工程におけるコスト削減や作業負担の軽減に大きく貢献するとともに、自動現像機に関わる設置スペースが不要なため刷版製造現場の省スペースを可能にする。また、処理薬品を一切使用しないため、廃液を全く排出することなく、環境に優しいクリーンな作業環境を実現する。
コダックジャパンの藤原 浩代表執行役員社長は次のように述べている。
「日本をはじめ、世界的に完全無処理CTPプレートの潮流が大きなうねりをあげ始めています。コダックの出荷べ一スでは、日本も含め全世界的に3割以上がSONORAで、完全無処理プレートへの転換がここ数年で加速度的に進んでいることは明白です。印刷業界は、環境問題への対応と利益確保を同時に追求していくことが大きなチャレンジとなっていますが、SONORAは、この両方のニーズに完壁にお応えすることのできる最適なプレートです。今回の更なる大幅な耐刷性向上と視認性・耐傷性の向上は、新たにパッケージ印刷市場のお客様のニーズにも十分お応えできるものと確信しております。現行品でも印刷市場の約8割のお仕事がカバーできると言われておりますが、今回の製品性能の向上により、SONORA CX2であれば印刷市場の9割以上のお仕事はカバーできるのではないかと期待しております。しかし、今回の製品改良が我々のゴールではありません。コダックは、完全無処理CTPプレートのリーディングカンパニーとして、今後も引き続き更なる製品改良に取り組み、より一層の性能向上を図ることで、更なる普及拡大に努めて市場を牽引してまいります」
(1)定評あるPress Ready Technologyによる刷り出しの早さ
SONORAが市場で幅広く受け入れられている最大の理由は、従来の現像有りプレートと同様に何の違和感も無く印刷ができるという点にある。この利点の基盤技術となっているのがコダック独自の「Press Ready Technology」。これは、従来の高感度ネガタイプのCTPプレートに必須であった酸素遮断層を必要としない技術で、機上現像性を感じさせない、現像有りプレートと同等の刷り出しの早さを実現している。
印刷では1枚目よりインクがのり始め、10枚目では既に十分な濃度に達する優れた刷り出しの早さを実現しており、このため損紙の削減にも大きく貢献する。また、SONORAは、着肉性にも優れているため印刷時に水を絞ることができる。網点の再現性も高く、特に平網品質が向上し、よりシャープで高品質な印刷の仕上がりを可能にする。もちろんSONORAの使用によって印刷機のセッティングを変える必要は基本的にはない。
(2)メンテナンスフリーで環境に優しいクリーンな作業環境を実現
プレートセッターでの露光後、現像や水洗、ガム引き、乾燥などの一切の処理工程を必要とせず、そのままプレートを印刷機にセットできる。このため自動現像機やそれに付随する一切の刷版処理機が不要なため、初期投資コストからメンテナンスコスト、液管理の作業まで、現像処理工程に関わる一切の負担を排除できる。このため、刷版製造工程におけるコスト削減や作業負担の軽減に大きく貢献するとともに、自動現像機に関わる設置スペースが不要なため刷版製造現場の省スペースを可能にする。また、処理薬品を一切使用しないため、廃液を全く排出することなく、環境に優しいクリーンな作業環境を実現する。
コダックジャパンの藤原 浩代表執行役員社長は次のように述べている。
「日本をはじめ、世界的に完全無処理CTPプレートの潮流が大きなうねりをあげ始めています。コダックの出荷べ一スでは、日本も含め全世界的に3割以上がSONORAで、完全無処理プレートへの転換がここ数年で加速度的に進んでいることは明白です。印刷業界は、環境問題への対応と利益確保を同時に追求していくことが大きなチャレンジとなっていますが、SONORAは、この両方のニーズに完壁にお応えすることのできる最適なプレートです。今回の更なる大幅な耐刷性向上と視認性・耐傷性の向上は、新たにパッケージ印刷市場のお客様のニーズにも十分お応えできるものと確信しております。現行品でも印刷市場の約8割のお仕事がカバーできると言われておりますが、今回の製品性能の向上により、SONORA CX2であれば印刷市場の9割以上のお仕事はカバーできるのではないかと期待しております。しかし、今回の製品改良が我々のゴールではありません。コダックは、完全無処理CTPプレートのリーディングカンパニーとして、今後も引き続き更なる製品改良に取り組み、より一層の性能向上を図ることで、更なる普及拡大に努めて市場を牽引してまいります」