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【Book】日本印刷産業連合会、知財ガイドブック「印刷会社のための こんなときどうする?! 知的財産アドバイスVol.2」発行

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 (一社)日本印刷産業連合会(JFPI)では、会員企業各社の印刷業務および周辺業務に携わる人に、知的財産権に関する認識を高め、実務上で起こりうる知的財産権に関わる問題やトラブルの未然防止に役立てていただくためのガイドブックを発行している。この度、営業や制作の現場で実際に問題となるようなケースについて、Q&A形式で解説を加える知財ガイドブック「印刷会社のための こんなときどうする?! 知的財産アドバイスVol.2」を発行した。

発行の経緯と狙い
 JFPIでは、知的財産研究会(現知的財産部会)の事業の一環として、JFPIの機関誌「JFPI REPORT」に、知的財産権に関わる問題やトラブルになるケースをQ&A形式で解説する記事を毎号連載している。2010年10月号~2015年1月号までに連載された記事17テーマに、著作権等知的財産権全般に関わる基本的な事項をとりまとめたものを加え、2015年4月に「こんなときどうする?! 知的財産アドバイス」(Vol.1)を発行した。それから4年が経過し、2015年4月~2019年7月までの「JFPI REPORT」に連載された記事が18テーマに及んでいること、並びに著作権等の知的財産権関連法令の改正等に対応するため、新たに「印刷会社のための こんなときどうする?! 知的財産アドバイスVol.2」として発行した。

Vol.2のポイント
・「印刷会社のための こんなときどうする?! 知的財産アドバイス Vol.2」では、(Vol.1)と同様に、第1部で著作権等知的財産権全般に関わる基本的な事項を、第2部で「JFPI REPORT」に連載したQ&A形式で解説する記事を掲載している。また、巻末資料として著作権、不正競争防止法等に関する問い合わせ機関一覧と著作権管理団体等一覧を掲載。
・Vol.2では、環太平洋パートナーシップに関する包括的および先進的な協定の締結に伴う関係法律の整備に関する法律による著作権法の改正により、2018年12月30日に施行された著作権の保護期間の延長(50年から70年に)に関わる記事を掲載。また、開催まで1年を切った東京オリンピック・パラリンピックの表記に関して陥りやすいトラブルについて注意点とともに解説。
・第1部、第2部ともに扉・見出し・ツメを連動させ、閲覧しているページのカテゴリーが瞬時に判別できるようにしている。
・Vol.1では、主文と同一レベルで掲載されていた派生事項や知っておくと便利なトピックス的な事項については、Vol.2 では「コラム」として主文から区別し、判読しやすくした。
・Vol.2では、第2部のQ&A形式で解説する記事は「JFPI REPORT」と同様にテーマ毎に見開きで完結するようにした。

発行の概要
●発行日:2019年8月31日
●仕 様:A4判72頁 無線綴じ
●編 集:一般社団法人 日本印刷産業連合会 知的財産部会
●定 価:会員・賛助会員 2,000 円(消費税・送料 別)、一般 3,000 円(消費税・送料 別)
●申込み:日印産連Web サイト「出版物のご案内」より
●特 典:「印刷人育成オープンセミナー2019」Session4「エッ『オリンピック』ってワード使っちゃダメなの!? 知財動向最新版」を受講される方には、全員に本書を無償でプレゼント!

<掲載コンテンツ>
第1部 印刷業務に関わる知的財産の全体像
 著作権を中心に知的財産権について知っておくべき基本的事項を概説しています。押さえておくべきポイントやトピックスを「コラム」にまとめ、普段知的財産権について触れる機会の少ない方々にもわかりやすい内容となっている。(Vol.1)発行以後に改正された知的財産権に関わる最新の法令も網羅
(1)知的財産とは?
(2)イラスト・写真・文章等についての権利(著作権)
 1.著作物とは?
 2.著作者とは?
 3.著作権とは?
 4.著作物の保護期間
 5.著作物が自由に使える場合
 6.著作権を侵害すると…
(3)新しい機能や仕組み、方法等についての権利(特許権・実用新案権)
 1.特許権、実用新案権とは?
 2.特許の登録要件
 3.特許権を侵害すると…
(4)製品の特徴的な形状、模様についての権利(意匠権)
 1.意匠とは?
 2.意匠の登録要件
 3.意匠権を侵害すると…
(5)商品の名称についての権利(商標権)
 1.商標とは?
 2.商標の登録要件
 3.商標権を侵害すると…
(6)商品デザインや商品名へのただ乗り行為に対する保護制度(不正競争防止法)
 1.不正競争防止法とは?
 2.主要な不正競争の類型について
 3.不正競争防止法に違反すると…
(7)人の肖像に関する権利(肖像権)
第2部 こんなときどうする?! 知的財産アドバイス
 営業や制作の現場で実際に問題となるようなケースについて、設問(Q)と回答(A)、およびその回答についての「解説と注意点」、更には「アドバイス」という構成となっている。
 基本的な考え方や知識、回答の根拠となる法律や判例などの説明、および実務に役に立つと思われる周辺情報などの記載とともに、「アドバイス」では、そのケースについての注意事項や実務上の対応のヒント等が盛り込まれている。
(1)他人の著作物を利用する際の注意点
 1.新聞記事を利用する場合の注意点
 2.他人の著作物が写り込んだ写真を利用する場合の注意点
 3.年史に写真を利用する場合の注意点
 4.著作者が亡くなった場合の著作物利用に関する注意点
 5.著作権法改正に伴う注意点
(2)他人の著作物を参考にして新たに著作物を作成する際の注意点
 6.書体を参考にして類似するロゴ等を作成する場合の注意点
 7.年表を制作する際の注意点
 8.パロディ化したデザインを制作する場合の注意点
(3)権利の帰属や著作物を再利用する際の注意点
 9.従業員が制作した著作物に関する注意点
 10.他社が制作したデザインデータを利用する場合の注意点
 11.地域おこしに関わるキャラクター制作時における知的財産権問題
 12.イラストに彩色する場合の注意点
(4)ロゴやマーク、キャッチコピーを考える際の注意点
 13.ロゴマークを作成する場合の注意点
 14.パロディ化した商品名・ロゴ等を制作する場合の注意点
 15.キャッチコピー等を使用する際の注意点
(5)広告表示や商品形態を考える際の注意点
 16.広告宣伝物等の表示に関する注意点
 17.オリンピック表現を使用したDM 等に関する注意点
 18.ギフトセット商品を制作する場合の注意点

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