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【アルミ缶】昭和アルミニウム缶、ベトナムでスリーク缶の生産開始

 昭和電工(株)の連結子会社である昭和アルミニウム缶(株)は、今月よりベトナムでスリーク缶の生産を開始する。
 スリーク缶とは、通常缶より胴径が小さく背の高い細径缶で、そのデザイン性の高さから世界中で採用が進んでいる。東南アジアでは、タイやベトナムで外資系飲料メーカーの炭酸飲料を中心にスリーク缶に切り替わる動きが見られる。
 昭和アルミニウム缶は、2014年5月にベトナムのアルミニウム製缶メーカー ハナキャン・ジョイント・ストック・カンパニー(以下、ハナキャン社)を子会社化して以降、昭和アルミニウム缶の持つ生産技術力と品質管理体制を同社に導入するとともに、缶蓋ラインの増強等を実施し、同国で需要が拡大するビール缶市場での販売量を拡大してきた。今後、事業拡大を加速させるには、清涼飲料水を主力製品とする新規顧客の開拓が不可欠と判断し、今回、ハナキャン社にスリーク缶の切り替え生産が可能な体制を整えた。
 同国のアルミ缶市場は、人口増や生活水準の向上を背景に年率約10%で伸長している。同社グループは引き続き、市場要求に応えられる製品を迅速に提供し、ベトナムでのアルミニウム缶事業を拡大していく。


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