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【LEDライト】京セラ、高演色な光やスペクトルをカスタマイズする「LEDハンディライト」開発。第一弾として肉質等級判定ライトを開発し、日本食肉格付協会が採用

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SnapCrab NoName 2019 7 24 17 18 24 No 00 京セラ(株)は、同社独自のLED照明技術「CERAPHIC」による「LEDハンディライト」(型式名:GHL-42NA)を開発した。
 「LEDハンディライト」は、紫色LEDとRGB蛍光体調合技術「CERAPHIC」により太陽光に近いスペクトルを再現することができるハンディタイプのLEDライト。
 開発の第一弾として(公社)日本食肉格付協会(以下 格付協会)の協力のもと、高演色で肉の色・質感が見やすいスペクトルに最適化したハンディライト(型式名:GHL-42NA)を製品化し、このたび牛枝肉取引規格に基づき肉質等級を判定する際に使用するハンディライトとして採用された。
 今後、京セラは「CERAPHIC」による高演色とスペクトルの調光技術を生かし、食品関連や印刷業界、建設、設計、デザイン関連など、色の品質が求められる業界に向けLEDハンディライトを広く展開していく。

開発の背景
 これまでハンディライト(懐中電灯)には、小型の白熱電球が使用されてきたが、昨今、地球温暖化防止や環境保護の観点から、白熱電球の生産が縮小され、LED電球への切り替えが進んでいる。特にハンディライトには明るさと耐久性が求められることから、現在では多くのLED搭載ハンディライトが商品化されている。
 しかし、一般の白色LEDは演色性が低く、色の再現性が難しいと言われているため、色を正しく見極めることが求められる現場では扱いにくく、演色性に対するニーズが高まっている。

CERAPHICとは
 京セラの独自技術「CERAPHIC」は、紫色LEDとRGB蛍光体により光を作り出す技術。この蛍光体の調合技術により、色や対象物を見極める環境に応じて光のスペクトルをカスタマイズできるので、目的に適した光を作ることができる。さらに、蛍光体の調合技術によりスペクトルをカスタマイズしているので、色の分離が極めて少ない照明を提供する。
格付協会採用のLEDハンディライト(型式名:GHL-42NA)の特長
 LEDハンディライト(型式名:GHL-42NA)は、格付協会の協力のもと開発した、肉質等級判定用のハンディライト。「CERAPHIC」の調光技術により、冷蔵庫の中においても肉・脂肪の色沢が見やすいよう、光のスペクトルを最適化した。
 さらに、同社の光学技術を生かしたレンズ設計により、肉に光を当てた際に、見たい部分をピンポイントで、かつムラ無く均質に照らすことができる。
 同製品は7月より富士平工業(株)より、一般に向け販売開始される。
 
■LEDハンディライト(GHL-42NA)スペック
 商品名(型式):LEDハンディライト(GHL-42NA)
 本体色    :シルバーメタリック
 充電電圧   :AC100V(125Vまで)(50/60Hz)
 電池種    :リチウムイオン充電池
 充電時間   :約6.5時間 
 色温度    :4200K ±10%
 平均演色評価数:Ra 90 MIN
 照 度    :9000lx TYP.(6300lx MIN)(30cm直下)
 充電池寿命  :約300回
 価 格    :オープン価格
 販売元    :富士平工業(株) URL:http://www.fujihira.co.jp

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