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【半導体・FPD製造装置】2019~21年度の需要予測

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 この予測は、半導体製造装置およびFPD製造装置の需要動向に関して、(一社)日本半導体製造装置協会(略称 SEAJ、牛田 一雄会長)の半導体調査統計専門委員会およびFPD調査統計専門委員会による需要予測とSEAJ理事・監事会社20社による市場規模動向調査結果を総合的に議論・判断し、SEAJの総意としてまとめた結果である。
 半導体製造装置について、2019年度の日本製装置販売高は、メモリー投資の減速影響が大きく、前年比11.0%減の2兆2億円と予測した。2020年度はメモリー投資の復調と、ロジック、ファウンドリー投資の堅調さに支えられ、10.4%増の2兆2,079億円。2021年度も引き続き成長し、7.4%増の2兆3,712億円と予測した。
 FPD製造装置については、現在G6基板のOLED(有機EL)、G10.5基板のLCD共に、中国が投資の主役を占めている。2019年度の販売高は、年度後半からOLEDが投資の谷間に入ることもあり、1.2%減(同一の統計基準でみると前年度比較16.1%減)の5,300億円を予測した。2020年度は2.0%増の5,406億円。2021年度は延期されていた韓国のOLED投資復活を考慮し3.0%増の5,568億円と予測した。

予測期間:2019年度~2021年度の3年間
予測項目半導体製造装置の「日本製装置」及び「日本市場」販売高、
FPD製造装置の「日本製装置」販売高

予測結果
【半導体/FPD製造装置・日本製装置販売高予測】
 2019年度は、半導体製造装置が11.0%減、FPD製造装置は1.2%減(実質的に16.1%減・同一の統計基準で前年比較)と考え、全体で9.1%減(同一の統計基準でみると前年度比較12.0%減)の2兆5,302億円を予測する。2020年度は半導体投資の復活を見込み、全体で8.6%増の2兆7,485億円を予測した。2021年度は半導体産業自体が本来の成長軌道に戻るとみて、全体で6.5%増の2兆9,280億円を予測している。

【半導体製造装置・日本製装置販売高予測】
 2019年度は、メモリーメーカの投資抑制により装置需要も低迷し、前年度比11.0.%減の2兆2億円を予測した。2020年度はメモリーメーカの投資回復を期待して10.4%増の2兆2, 079億円、2021年度も引き続き装置需要の回復を見込んで7.4%増の2兆3,712億円と予測した。

【半導体製造装置・日本市場販売高予測】
 2019年度は、メモリーメーカの投資減速を受け、19.2%減の7,984億円と予測した。2020年度はメモリー投資の復活とイメージセンサー投資の継続を期待して17.6%増の9,385億円とした。2021年度も成長が続き7.4%増の1兆80億円を予測した。

【FPD製造装置・日本製装置販売高予測】
 2019年度は、中国のG10.5基板LCD投資は予定通りだが、G6基板OLED投資のタイミングが需要面で谷間にあたるため、1.2%減(同一の統計基準でみると前年度比較16.1%減))の5,300億円を予測した。2020年度は2.0%増の5,406億円。2021年度は延期されていた韓国のOLED投資復活を考慮し3.0%増の5,568億円と予測した。


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