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【素材の魅力】三井化学、Material Meets Creative Teamの第7弾はMRレンズ×Rhizomatiks

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 三井化学(株)は、これまで無かったような新しい視点で「素材の魅力」を分かりやすく伝える、クリエイターとのコラボレーションプロジェクト “Material Meets Creative Team”の第7弾を、広告・クリエイティブの専門誌である「月刊ブレーン」8月号にて発表した。第7弾は、三井化学グループの持つレンズ素材と光学設計技術を組み合わせ、ライゾマティクスの坂本洋一氏とのコラボレーションで、光で空間を作り出すレンズ「optical walls」を製作した。
 三井化学は、メガネレンズ材料やスマートフォンカメラレンズ材料などの光学材料を保持しており、特に高屈折率メガネレンズのデファクトスタンダード材料MR™シリーズでは、さまざまなラインナップを保有している。今回、三井化学グループの(株)アークが持つ光学設計技術と組み合わせ、光の形状を変化させるレンズ「optical walls」を設計・製作した。拡散光のLEDの光が「optical walls」を通過することで、直線光に変換され、何もない場所に光で区切られた空間を創り出す。
 今回の「optical walls」のコンセプトは、これまでのレーザーやプロジェクターを用いた空間演出ではなく、安全性が高く、かつ軽量な新しい空間演出のアプローチを実験すること。今回のレンズ設計を用いることで軽量な光学パーツで済むため、例えばドローンを用いた空間演出などを容易にする。
※プロダクトのアイデア、コンセプトの背景を特設WEBサイト にて後日公開する。
※今回の「optical walls」は、2019年4月に開催されたミラノデザインウィーク2019のLexusのインスタレーション「LEADING WITH LIGHT」に使用された。
■MR™シリーズ
 三井化学が独自の重合技術により開発した高屈折率、高アッベ数、軽量かつ高耐衝撃性を実現したチオウレタン系メガネレンズ材料。世界中の多くのメガネユーザーに選ばれる、薄さと軽さ、割れにくさ、クリアな視界などの特性をバランスよく備えた高屈折率レンズ材料のデファクトスタンダード。近年はQuality of Viewのコンセプトのもと、波長制御技術と組み合わせたソリューション提案など、メガネを必要とするすべての人たちに新たな価値を提供するべく、更なる研究開発に取り組んでいる。
■坂本洋一(Rhizomatiks)氏のプロフィール
 アーティスト、ハードウェアエンジニア。建築事務所を経て、2010年からライゾマティクス所属。「Dimensions」「strips」など多数のインスタレーションの企画、製作に関わる。また、個人のアーティストとしては、2008年にICCにて「blank」を展示、近年、アートユニット“9+1”を主宰し国内外にて作品を発表している。現在ICCで開催中の「オープン・スペース 2019」に参加している。
■Rhizomatiks
 2006年設立。メディアアート、データアート、エンジニアリング、インターフェイスデザイン、プロダクトデザイン、建築、映像、音楽など、多彩なバックグラウンドを持つクリエイター、プロデューサーらを擁するプロダクション。高い技術力と表現力を併せ持つクリエイティブな作品を数多く手がける。


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