住友化学(株)は、このほど、サステナブルな社会の実現に向けた取り組みを推進するため、社員表彰制度を改訂し、社会価値が高いと認められる案件を表彰対象とする「社長賞特別賞」および「社長賞利他賞」を新設した。
住友化学は、2019年1月に「サステナビリティ推進基本原則」を制定し、この基本原則を経営理念の次に位置付けることで、サステナビリティの推進に経営全体として取り組むというコミットメントを明らかにした。また、2019年度からスタートさせた中期経営計画では、「Change and Innovation 3.0 ~For a Sustainable Future~」をスローガンに掲げ、イノベーションの加速やデジタル革新による生産性の飛躍的向上を通じて、サステナブルな社会の実現に貢献していくことを目指している。
こうした取り組みを後押しするため、社員が行った発明や改善、業務革新などについて、会社業績への寄与度、技術的独創性や創意・努力のほか、持続的な価値創出のための最重要課題(マテリアリティ)への貢献等の社会価値を新たに審査基準に含めることとした。今回の改訂により、審査基準に合致した案件については、従来の「社長賞」に加え、「社長賞特別賞」「社長賞利他賞」のいずれかとして表彰する。
住友化学は、住友の事業精神の1つである「自利利他 公私一如」※1のもと、引き続き、経済価値(自利)と社会価値(利他)を共に創出し、企業価値の向上を図っていく。
※1 「住友の事業は、住友自身を利するとともに、国家を利し、かつ社会を利するものでなければならない」とする考え方を表すもので、「公益との調和」を強く求める言葉
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【サステナブル社会実現】住友化学、社員表彰制度改訂
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