エデルマン(Endelmann)グループとランダ(Landa)デジタルプリンティングは、ヨーロッパ初のLanda S10 ナノグラフィック印刷機によるB1判(41インチ)用紙を用いた毎時6,500枚の速度での商業印刷として、エデルマンの独ハイデンハイム工場で2019年6月3日に開催された披露会に、世界中からの60の大手加工業者と印刷企業が参加したと発表した。
参加者は、Landa S10がどのようにエデルマンのオフセット印刷技術を完璧に補完するのか、そして安定した高い印刷品質で必要なものを必要な時に提供できる新たなナノグラフィック印刷機に対し、ブランドオーナーがいま何を求めているのかを聞くことができた。
「印刷と包装の世界では、誰もが私たちのLanda S10が期待通りに動いているかどうかを知りたいと熱望しています。印刷品質が良いかどうか、7色を使用しているかどうか、繰り返し質問されています。また、B1判サイズ(41インチ)の用紙で毎時6,500枚の印刷を実現し、それで商業印刷の仕事を実際に行っているのか、とも聞かれます」とエデルマングループのCEOであるOliver Bruns氏は述べている。「その全てに対するシンプルな答えは、もちろんその通り、です。Landa S10は、年中無休でフル稼働する生産機として作られました。色は鮮やかで刺激的、強烈で生き生きとしています。私はこれに匹敵する他の技術を見たことがありません」「Landa S10を導入する前は、我々がお客様に提供できるソリューションは限られていました。7色で毎時6,500枚のB1半サイズ(41インチ)用紙を用いたデジタル印刷は、それらの過去の制約を排除しました。S10の導入は大成功を収めており、数週間のうちにベータ段階が終了すると予想しています」とBruns氏は強調した。
ヘルスケアや美容、消費者製品のパッケージソリューションを専門とするエデルマングループは、ヨーロッパ、アジア、北アメリカ、南アメリカにまたがる9カ国で事業を展開している。3,000人以上の従業員を抱え、3億ユーロ以上の売上高を誇るエデルマンは、年間56億以上のパッケージと小冊子を製造している。世界で最も厳格な超一流ブランドのいくつかの環境保護要求を満たすために、持続可能性の率先もまた会社にとっての最優先事項。
披露会において、Oliver Bruns氏は、Landaとのパートナーシップが彼らのビジネスにとって最良の決断であったことも強調した。「これは単なるサプライヤーと顧客の関係をはるかに超えています。S10の色は素晴らしいですが、重要なのは、Landaの技術によって優れたROI(投資回収率)が得られることで、これは不可欠なものです。この印刷機の高速性と高効率こそが私たちの収益を生み出せるのです」。
ランダデジタルプリンティングのCEO、Yishai Amir氏は、次のようにコメントしている。
「我々はエデルマンでのLanda S10の成功に非常に興奮しており、数週間以内でのベータ段階からの離脱を期待しています。この成功は、あらゆる面で我々自身の事業の進歩を反映しています。生産と市場投入の継続的な拡大により、2019年末までに3大陸に印刷機を設置し、印刷を行う予定です」
■エデルマングループについて
エデルマンは、高品質で革新的な板紙および紙のパッケージソリューションの大手サプライヤー。この家族経営の企業は世界21カ所(ドイツに7カ所、その他の国に14カ所)の拠点で、ヘルスケアや美容、消費者製品市場向けの折り箱、包装用挿入物、システムソリューション、高剛性箱などを開発、製造、販売している。2018年には、3,000人を超える従業員が3億ユーロを超える売上を生み出し、グループ全体で45億個以上のパッケージと10億以上の包装用挿入物を製造している。
■Landaについて
Indigoの創設者であるBenny Landa氏が率いるLanda Groupは、4つの機能から構成されている。NanographicPrinting®プレスが業界の「Profitability Gap」を橋渡しし、商業印刷、包装および出版市場を変革するLanda Digital Printing。イノベーション部門であるLanda Labsは、太陽エネルギー、自動車用塗料、ヘアカラー、化粧品、実験用ダイヤモンド、3Dプリンティング、ドラッグデリバリーなどの分野で使用するナノテクノロジーを探求している。Landa Venturesは、補完的な破壊的テクノロジーを使用してスタートアップ企業に投資する。そしてLanda Fundは、市民の平等とイスラエル社会における社会経済的ギャップの縮小を促進する。Benny Landa氏は、創業した会社に強固な知的財産基盤を提供するために、世界中で800を超える特許を保有し続けている。