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【アタパルジャイト製品】BASF、主要市場での需要増加にともない供給体制向上

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  BASFは、信頼性が高く安定したアタパルジャイト製品の供給を実現するため、プロセスの改善を実施した。米国フロリダ州クインシーにある生産拠点では、粗粒ゲル、細粒ゲルおよび顆粒材料の製粉能力ならびに製品包装能力の拡大に加え、それら鉱物の物流における輸送能力を向上し、世界中のBASFの主要市場で増加しているアタパルジャイトの需要に応える。
 過去数年間、特に建設とインフラ開発が増加している新興国では、アタパルジャイトに対する需要の増加に対応することは困難であった。
 「新しい梱包装置への投資や製粉機の処理能力の向上など、BASFは工場の運用を改善してきました。これらの活動により、世界のお客様の事業成長を支える高品質なアタパルジャイトベースの材料を安定して供給する能力を強化します」と、BASFの添加剤のグローバル・ビジネス・マネジメント担当副社長であるクラウス・ダールナー氏は述べている。
 BASFはまた、十分な安全在庫を確保し、季節的な需要の急増に対応するため、倉庫管理システムを改善した。これにより、繁忙期でも、世界中に製品を届けることができる。
 アタパルジャイトは、マグネシウム-アルミニウムケイ酸塩から成る採鉱された針状の粘土鉱物。アタパルジャイトという名称は、その鉱物が発見された米国ジョージア州アッタプルガスに由来している。BASFは、この地域でアタパルジャイト鉱山を操業するとともに、アッタプルガスから約17マイル南に位置するフロリダ州クインシーに製造施設を有している。BASFは、フロリダ州とジョージア州にある18,000エーカーにおよぶ鉱山と製造施設の大半を所有している。
 「当社のアタパルジャイト製品は、お客様における処方の複雑さを軽減し、効率を向上させます。分散性、高温耐久性、耐塩性、耐アルカリ性、高い吸着性、脱色性などの優れた特徴を有しています」 と、BASFのアタパルジャイト製品マネージャーであるミシェル・タドロック氏は述べている。
 BASFの主力ブランドであるAttagel®(アタゲル)およびMicrosorb®(マイクロソーブ)は、建設、塗料、鋳造、触媒、動物用飼料、掘削泥土、農業、オイル濾過、吸着剤などの多様な用途に使用されている。また、BASFは、自動車のブレーキパッドなどの摩擦材に使用されるEmcor® 66(エムコー66)や、医薬品や化粧品に使用されるPharmasorb®(ファルマソーブ)などの特殊品も提供している。


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