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【食品ラベル印刷】エプソン、カラーラベルプリンター「ColorWorksシリーズ」のインクが欧州FCMに適合

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 エプソンは、デジタルラベル印刷機「SurePressシリーズ」およびカラーラベルプリンター「ColorWorksシリーズ」のインクが、世界標準レベルの欧州食品接触材規則「Food Contact Material regulationEC No.1935/2004)」(通称:欧州FCM)に適合(※1)したことを発表した。

2019 04 09 epson1<ColorWorks「TM-C7500」>      <SurePress「L-4533AW/A」>

2019 04 09 epson2

<食品ラベルサンプル>

 「SurePressシリーズ」および「ColorWorksシリーズ」は、食品パッケージラベルや飲料ラベル印刷をはじめ、幅広い用途で使われている。 
1:食材非接触面に印刷した場合のみ。
 近年、食品をはじめ人体に影響する食品包装関連材料への化学的および生物的安全保障要求が、世界的に高まってきている。エプソンにおいても、インクの食品安全性についての問い合わせが増えてきている。
 
 このような背景の中、お客様に安心してご使用いただくために、「SurePressシリーズ」、「ColorWorksシリーズ」のインクにおいて、グローバルで採用されている「欧州FCM」に適合した。対象のインクは、「欧州FCM」の以下3つの適合必須要件を満たしている。

1)インク構成物質の非毒安全性 
 対象インクは、スイス条令「Swiss OrdinanceRS 817.023.21 Annex10)」等の安全物質リストに記載されている物質を使用している。 
2)インク製造工程の衛生安全性 
 インク製造全工程では、食品衛生法による食品レベルの細菌検査規格(一般細菌生菌数100/g以下)を適用した衛生的な製造工程で生産している。そのために適正な手順としてGMPGood Manufacturing Practice2023/2006/EC)」(※2)衛生管理体系を実現した。 
2:化学的物理的異物混入防止と、細菌類等の衛生管理を徹底した適正製造規範。
3)非移行試験証明 
 
対象インクが、PIM規制「Plastic Implementation MeasureEU No.10/2011)」(※3)に基づき、基材経由で食品側に移行しないことを評価(※4)している。 
3:食材毎の溶液・温度・保存期間の条件下で、包装フィルム基材から移行する物質重量パーセントの限界値を規定する規制。 
4:同社条件下による(PIM規制で定義された試験条件のうち代表的なもの)

<欧州FCM適合インク対象機種> 
SurePressシリーズ:L-4033A/AS/AW,L-4533A/AW,L-6034VW
ColorWorksシリーズ:TM-C3500,TM-C7500,TM-C7500G
(注)「SurePressシリーズ」および「ColorWorksシリーズ」のインクは直接食品に触れる用途を想定していない。 
 完成品についての安全適合性判断は、ユーザーの梱包形態に基づいているため、最終製造者の責任となる。


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