【R&D】京セラ、中央研究所の強化と「けいはんなリサーチセンター」へ名称変更

　京セラ（株）は、4月1日、けいはんな学研都市（正式名称：関西文化学術研究都市、京都府相楽郡精華町）に所在する研究開発拠点「中央研究所」を強化し、名称を「けいはんなリサーチセンター」に変更した。
　中央研究所は、1995年8月の開設以来、京セラの主要な研究開発拠点の1つとして、部品・デバイスを中心とした各種製品の研究開発を担ってきた。このたびの名称変更に合わせ、「総合研究所」（鹿児島県霧島市、京セラ鹿児島国分工場内）の人員・機能の一部を順次移管し、材料からデバイスに関する製品・技術開発のスピードアップを図る。また、今年5月下旬以降に順次、稼働開始する研究拠点「みなとみらいリサーチセンター」（神奈川県横浜市）との連携を通じて、オープンイノベーションの取組みを加速させる計画。なお、「総合研究所」の名称についても、同日付で「ものづくり研究所」に変更した。
　現在、けいはんな学研都市には、さまざまな企業や研究機関などの拠点新設が進んでおり、さらなる発展に期待が寄せられている。このような立地環境を活かし、積極的な人材採用を通じて新領域の研究開発テーマを創出するとともに、関西圏の企業・スタートアップ・大学・研究機関との連携を通して、地域の学術・経済活動の発展に貢献していく。