医薬品包装の役割はますます増大しつつあり、医薬品メーカー、材料メーカーなどでは常時改善に取り組んでいるが、検討の内容が医療機関・薬局などの要望と合致していないことがあり、改善結果が受け入れられないことがままある。そこで、業界の実態を知り、それを生かすことが極めて重要になる。一方、包装材料・容器の品質が過剰ではないかとの懸念が示されることがある。医薬品包装に関するクレームや改善要望に関する情報を適正に入手し、それに基づいて改善検討を実施することは喫緊の課題となっている。そこで、創包工学研究会では、来る6月7日(金)午前9時30分~午後4時45分まで、フォーラムミカサ エコ 7Fホール(東京都千代田区内神田1-18-12 内神田東誠ビル)において、第74回講演会「医薬品包装に対するクレーム・改善要望と適正品質」を開催する。
プログラムは次の通り。
1.「医療機関からみた医薬品包装の問題点と改良点」
講師:松尾健介氏(慶應義塾大学病院薬剤部)
2.「医療機関からみた医薬品包装へのクレームと改善要望」
講師:伊藤護之氏(埼玉医科大学病院薬剤部)
3.「医薬品に係るクレーム・苦情の現状と官能試験との関係」
講師:脇坂盛雄氏(ミノファーゲン製薬(株)顧問)
4.「薬局からみた医薬品包装の問題点と改良すべき諸点」
講師:原 靖明氏(クラフト(株)取締役)
5.「グラビア印刷業界における品質基準の適正化への取り組み」
講師:高橋昌男氏(東包印刷(株)品質管理部)
参加費は27,000円/人(税込)。