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【電気自動車】独ハイデルベルグの充電器「ウォールボックスホームエコ」、1000台目を納入

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  2018年の自動車登録数は、電気自動車(EV)とハイブリッド車(HV)人気の拡大によって、ドイツの消費者がエレクトロモビリティを受け入れつつあることを示している。これを背景に、EVとHVの充電装置、ハイデルベルグ社が自社開発した「ウォールボックスホームエコ」の1000台目が、販売開始からわずか半年で、早くもハイデルベルグの製造ラインから出荷された。
 1000台目のウォールボックスホームエコは、若いアスリートや義手・義足を付けた人達をサポートする民間非営利団体のアンプフィフインスレーベンのEVを充電することに使われる。ヴァルドルフを拠点にするこの団体は、ハイデルベルグウォールボックスのセールスパートナー、ハイルブロン市にある電気製品の卸売であるエバーハート社を通じて充電装置を購入し、ユニットは、ホッフェンハイム市のペーターホフマンエレクトロテクニック社によって装着された。
 「私たちは、ハイデルベルグのウォールボックスホームエコに対するお客様からの素晴らしい反応に喜んでいます。エレクトロモビリティが身近になっていく中でさらに成長すると同時に、販売もより大きく伸びていくでしょう。ハイデルベルグは幅広くトライ&エラーを重ねたテクノロジープラットフォームによって、市場の要求に応えられるでしょう」と、ハイデルベルグのデジタルテクノロジー担当の取締役であるシュテファン・プレンツ氏は語る。
 これまでハイデルベルグは、ドイツ国内のみで充電システムを販売し、エンドユーザーに直接販売してきたが、AmazonなどのECサイトや、さまざまな小売店や電気製品を扱う店舗でも購入することが可能になった。
 ハイデルベルグのウォールボックスホームエコは、Amazonなどでの購入者レビューにおいて、いずれも高い評価を得るなど好スタートを切った。ハイデルベルグは、いくつかの電気製品の卸売や、有名サプライヤーが製品の販売、宣伝を行う電気製品の小売店チェーンとの取引もしている。

安全とロバスト設計が組み合わされた簡単な操作
 ウォールボックスホームエコは、個人や企業、地方団体が自分の車の充電したい場合や、顧客や訪問客の車の充電用としての使用を対象にしている。ハイデルベルグの独自開発であり、ドイツのみで生産されるパワーエレクトロニクスはウォールボックスホームエコの心臓部。充電装置は資格をもった電気技師によって、ガレージや駐車場の壁や屋外の柱などに安全に確実に装着可能。電気は電気オーブンと同様、適切なヒューズで保護されたACケーブルによって供給される。操作はとても簡単なプラグ&プレイを原則としている。充電は11kWまでの範囲を調整することができる。そして様々なノイズに強いロバスト設計とその運用は、メンテナンス、サービスが不要であることを意味している。
 ハイデルベルグは、年内に運送会社などの顧客のために充電の正確な請求を可能にするビジネス版への拡大を計画している。

1 1000 Wallbox R

1000台目のハイデルベルグウォールボックスホームエコの利用が、民間非営利団体のアンプフィフインスレーベンで開始された。ハイデルベルグウオールボックスのセールスマネージャー マルコ・フラッパ氏(左から3番目)、アンプフィフインスレーベンの初代会長ディートマー・プフェーラー氏(左から2番目)、エバーハート社エレクトロモビリティ部門責任者のベアーテ・アンデール氏(右から2番目)、そしてペーターホフマンエレクトロテクニック社、電気自動車ディーラーのレマン社も同席のもと納入

Heidelberg Wallbox Home Eco R

ハイデルベルグウォールボックスホームエコは、ドイツのAmazonなどで499ユーロから販売されている(日本への配送は不可)


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