<イタリア・ヴェローナ県コロニョーラ・アイ・コッリ、2019年2月7日発>Uteco Converting S.p.A.は、ULTRASTREAMテクノロジーを装備するKodakの最新のインクジェット(IJ)印刷システムを購入する契約をKodakと締結した。KODAK ULTRASTREAMテクノロジーは、2019年にOEMパートナーへの提供を開始する開発計画と共に、drupa 2016においてそのコンセプトが初披露された。
Kodak独自のULTRASTREAMコンティニュアスIJテクノロジーは、環境にやさしく経済的な水性インクをプラスチックと紙の両方に独自に使用して、最高印刷速度150m/minで600×1800dpiの解像度の印刷物を提供する。
Utecoが2018年6月に最初に発表したSAPPHIRE EVOソリューションは、性能と持続可能性の両面で業界の関心を集め、今も引き続き同社のデジタルポートフォリオの重要な一部となっている。UtecoはKODAK ULTRASTREAMテクノロジーを使用する最初の機器メーカーの1社として、2020年にフレキシブルパッケージングの高生産性デジタル印刷機ポートフォリオを拡大していく。
Uteco GroupのCEOであるAldo Peretti氏は次のように述べている。
「私たちのお客様は、優れた経済性で少量印刷のバージョニングを可能にし、持続可能な利点を持つ、ハイブリッドデジタル印刷ソリューションを求めています。従来のフレキソ印刷とグラビア印刷をデジタルインクジェットテクノロジーと組み合わせて使用するこれらのソリューションは、フィルム搬送、プラ―マー塗工、ポストコーティング、および乾燥処理を最適化し、パッケージング市場に必要な性能を提供します。コダック独自のコンティニュアスインクジェットシステムは、こうした業界最先端のパッケージングソリューションを実現する優れた品質、生産性、ランニングコストを提供する、選り抜きのテクノロジーとして揺るぎない地位を保持しています」
Kodakのエンタープライズインクジェットシステムズ事業部プレジデント、ランディ・バンダグリフ氏は次のように述べている。
「Utecoがコダックとのパートナーシップを継続し、ともにパッケージング市場向けのソリューションを開発していけることを非常に嬉しく思います。SAPPHIRE EVOソリューションがもたらす独自のメリットを見れば、KODAK Streamインクジェットテクノロジーがフレキシブルパッケージングソリューションへのデジタル印刷の使用にいかに貢献しているかが如実にわかります。drupa 2020やその先の展示会において、UtecoがULTRASTREAMテクノロジーをベースとするソリューションを同社の製品ポートフォリオに含め、一段と柔軟なパッケージングの選択肢をコンバーターとブランドの双方に提供していくことが大変楽しみです。パッケージ印刷市場の激しい変化に対するUtecoの積極的なアプローチは、世界で独自のソリューションへの要求を反映するものです」
↧
【IJ】Uteco GroupとKodak、パートナーシップを拡大。KODAK ULTRASTREAMを使用した独自のパッケージングソリューションに注力
↧