JXTGエネルギー㈱は、飛散防止機能を新たに付加したスクリーン用透明フィルム「KALEIDO SCREEN(R)」(以下、「カレイドスクリーン」)のフロントタイプの販売を開始した。
カレイドスクリーンは、同社独自のナノテクノロジーを活用したスクリーン用透明フィルムとして「透明性が非常に高い」との評価を得ている。従来、ガラスなどの透明な板に映像を投影することは難しいとされてきたが、カレイドスクリーンをガラス面などに貼り合わせることにより、スクリーンとして活用することが可能になり、これまで様々なイベントの空間演出に使用されてきた。東京タワーや名古屋テレビ塔などの商業施設やスポーツ大会の開会式における空間演出に採用され、また、情報表示を目的としたサイネージ用途としても展開している。
カレイドスクリーンのフロントタイプは、スクリーン前面に映像を投射するタイプ(※)。今般販売を開始するにあたり、高い透明性や映像の鮮明さに加え、「さらに安全・安心に使用したい」というニーズに対応し、飛散防止機能を新たに付加した。JIS規格を満たす本製品は、地震などの災害時にガラスが割れた場合でも破片の飛散・落下を防止し、二次災害を軽減させる効果も期待できる。
なお、東急不動産ホールディングス(株)の本社ビルで開催されるプロジェクションマッピングイベント「Aoyama Luminous Noel」に、同製品が採用された。ヘキサゴンジャパン㈱が手掛ける同イベントでは、クリスマスをイメージした映像が2018年12月25日(火)まで上映されている。