ウェステックス・バイ・ミリケン(本社:アメリカ・サウスカロライナ州、以下 「ウェステックス」)とテイジン・アラミド B.V.(本社:オランダ・アーネム市) は、このたびアジア太平洋地域における事業展開についてパートナー契約を締結し、共同展開の第一弾として、快適性と防炎性能の両立を実現した防護衣料向け織物「Westex Synergy Pro 」(「ウェステックス・シナジー・プロ」)を共同開発した。これは両社が培ってきたアラミド繊維織物に関する知見を駆使し、帝人(株)が展開する防炎性能に優れたメタ系アラミド繊維「コーネックス」を使用して開発したもので、11月27日よりアジア太平洋地域限定で販売を開始した。
Westex Synergy Proは、従来のアラミド繊維織物に比べ優れた柔軟性と6倍の吸湿性能をもち、色や単位当たりの重量のバリエーションも豊富。また、石油・ガス産業における突発火災に対する品質マネジメントシステムの規格「NFPA 2112」「NFPA 70E」「EN ISO 11611」「EN ISO 11612」の認証を取得している。
Westex Synergy Proは、11月27日~29日までシンガポールの「マリーナベイ・サンズ」で開催されているアジア最大のガス・石油に関する国際見本市 「OSEA 2018」において初めて紹介展示される。
ウェステックスは、150年以上の歴史を持つ化学品メーカーであるミリケン&カンパニーのグループ会社として、防護衣料事業を展開している。一方、テイジン・アラミドは、今年創立100周年を迎えた帝人グループのアラミド事業の中核会社であり、40年以上にわたり市場を牽引している。ウェステックスとテイジン・アラミドは一丸となり、アラミド繊維製防護衣料のさらなる高機能化に向けて技術開発を加速して、アジア太平洋地域におけるブランド価値の向上を目指す。
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【アラミド繊維】ウェステックス・バイ・ミリケンとテイジン・アラミド、アジアにおける防護衣料向け事業強化
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