(株)SCREENグラフィックソリューションズは10月25日、インクジェット(IJ)印刷機によるさまざまなソリューションを提案し、実際に体感していただける情報発信拠点「上海デジタルプリンティングデモセンター」を、中国・上海市に開設した。 近年、中国の印刷市場では、消費者嗜好の多様化に伴い、多品種・小ロット・短納期での印刷に対する需要が拡大している。また、継続的な賃金上昇などを背景とした、印刷工程の自動化・省力化を実現するスマートファクトリーに向けた取り組みの他、政府が進める環境保護政策への対応も重要な課題となっている。そのため、これらの課題を解決する、デジタル印刷機を活用した新たなソリューションへのニーズが高まっている。
このような動向を受けてSCREENグラフィックソリューションズは、以前から中国市場においてIJ印刷機による各種ソリューションを提案してきた豊富な経験や、長年培ってきたノウハウ、知見を生かし、中国市場のニーズに応えるデジタル印刷ソリューションを体感できる拠点として、このたび上海市に「上海デジタルプリンティングデモセンター」を開設した。同センター内には、同社独自の技術によって開発した「SCインク」を使用することで、オフセットコート紙への高品質な直接印刷を実現した高速連帳IJ印刷機「Truepress Jet520HD」や、業界最高クラスの高速・高品質印刷、高生産性を実現したラベル用IJ印刷機「Truepress Jet L350UV+」を展示。これらのデジタル印刷機によるデモンストレーションはもちろん、中国特有の用紙や基材の評価 、多彩なパートナーとの協業体制の構築、各マーケットに向けたソリューションの提案など、中国の印刷市場における課題解決に向け、さまざまな活動や情報発信を進めていく。
なお、開設日当日にはオープンハウスを実施し、現地の主要メディアに対して、中国をはじめアジア市場への取り組みやショールームの活用方法など、同社の今後の展望について説明した。また、2018年11月には同社のCTP製造拠点である杭州工場内に「杭州CTPデモセンター」の開設を予定しており、フラッグシップモデル「PlateRite HD 8900N」、最新モデル「PlateRite 8600NⅡ」、エントリーモデル「PlateRite 8600MⅡ」を展示。世界ナンバーワンのシェアを誇る同社CTP製品のソリューションを体感してもらう予定。
SCREENグラフィックソリューションズは、今回開設する「上海デジタルプリンティングデモセンター」を中心に、中国における一層のシェア拡大を目指すとともに、印刷業界のさまざまなニーズに応え、同業界の発展に貢献していく。
<上海デジタルプリンティングデモセンターの概要>
名 称:上海デジタルプリンティングデモセンター
所 在 地:Room 1006A, Building 1, Honghuishijie BOX, 40 Wenshui Road, Shanghai, China
上海市汶水路40号 宏慧视界BOX,1号楼1006A
延床面積:約621平方メートル
開 設 日:2018年10月25日
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【IJ】SCREENグラフィックソリューションズ、上海に最新デジタル印刷の情報発信拠点開設
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