ザ・ダウ・ケミカル・カンパニーの従業員、家族、友人および顧客が、現地の協力団体およびオーシャン・コンサーバンシーと協力し、世界50カ所以上で浜辺および河川のクリーンアップに参加することで、海洋プラスチック汚染の問題に対する喚起を促している。 このクリーンアップ活動は、河川やさまざまな地域において、参加者が1人当たり最低1.8kg(4ポンド)の廃棄物を回収することに挑戦するもので、#PullingOurWeight(自身の責任を果たすの意)と呼ばれている。4ポンドは、世界の人々が毎日排出しているといわれている廃棄物の平均量。9月には、4500人以上のダウの従業員、家族および友人が、業界における仲間や顧客と共にクリーンアップ活動に参加した。1つの目的のためにボランティアが集結したイベントとしては、ダウの歴史上最大の参加人数となった。
ダウのパッケージング・アンド・スペシャルティ・プラスチック事業部プレジデントであるディエゴ・ドノーソ氏は次のように述べている。
「今年、ダウのボランティアは、かつてないほど多くのクリーンアップ活動に参加しました。私は、世界中の従業員とダウの家族の積極的な取り組みに感銘を受けました。アジアからアフリカ、ヨーロッパからアメリカまで、ダウのクリーンアップ活動により、これまでに18トン以上の廃棄物が現地の河川から除去されました。ダウは、よりクリーンで健全な海洋の実現に向けて#PullingOurWeightを展開しており、この活動に参加するよう他の方々へも呼び掛けています」
また、ダウのCEOであるジム・フィッタリング氏は次のように述べている。
「ダウは、オーシャン・コンサーバンシーの国際海岸クリーンアップおよび海洋プラスチックの削減活動を長きにわたり支援しています。プラスチックであれ何であれ、廃棄物は海あるいはわれわれの環境に存在すべきものではありません。ダウは、政府、NGO、その他の業界リーダーと世界規模および地域レベルで協力することにより、廃棄物のリサイクル技術を開発し、既存の廃棄物を除去することを通じ、廃棄物から環境を守ることに取り組んでいます」
ダウは、バリューチェーンを越えたパートナーシップを締結し、プラスチックが循環する経済を推進している。廃棄物管理のためには不十分なインフラと使用後のプラスチックの不注意な処分が重なり、あまりにも多くのプラスチックが埋立地に最終処分され、環境に入り込んでいる。設計から処分までプラスチックのライフサイクルを適切に管理することにより、世界の海洋、河川、あるいは水路を犠牲にすることなく、プラスチックがもたらす社会的、経済的恩恵を維持することが可能になる。
フィッタリング氏は次のようにも述べている。
「循環経済を推進することは、ダウの2025年サステナビリティーゴールの重要な要素の1つです。プラスチック廃棄物の最終的な処分の選択肢に対処することは、この時代において最も重要なビジネス機会の1 つであることは明らかです。プラスチックを元の状態にリサイクルしてエネルギーを回収するか、廃棄プラスチックを靴や建材、服、その他の価値のある製品に作り替えるなど、プラスチックを循環させるための有効な選択肢は現に存在しています」
#PullingOurWeight キャンペーンにおいてダウおよびオーシャン・コンサーバンシーは、ダウの4社の重要顧客からの支援のもと、世界中のクリーンアップ活動で必要となる指定回収袋の提供を受けている。北米では、回収袋の生産者であるPolykar社および包装分野におけるダウの顧客であるWinpak社がダウと協力し、米国およびカナダにおけるオーシャン・コンサーバンシーによるクリーンアップのために27万枚の回収袋を生産した。ヨーロッパにおいてダウは、欧州のリサイクル企業であるGCR社とスペインの包装生産者であるPlasticos Romero社と協力し、メキシコ、ポルトガル、アフリカ、グアムにおけるオーシャン・コンサーバンシーによるクリーンアップのために12万8千枚の回収袋を生産した。回収袋はリサイクルプラスチックで作られており、ダウの「RETAINTM(リテインTM)」相溶化技術が使用されている。
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【海洋プラスチック汚染】ダウ、世界50カ所以上で#PullingOurWeightクリーンアップ・キャンペーン開始。ダウの従業員、河川から18トン以上の廃棄物を除去
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