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【エンプラ】出光興産、中国でのコンパウンド製品の生産能力増強

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 出光興産(株)は需要伸長に対応するため、100%子会社である出光複合工程塑料(広州)有限公司(所在地:中華人民共和国広東省広州市、総経理:諸藤 茂樹、以下ICG)における、エンジニアリングプラスチックのコンパウンド製品の生産能力を増強する。
 中国では自動車産業をはじめとする各産業で、エンジニアリングプラスチックの需要が増加している。ICG((Idemitsu Compounding Plastics (Guangzhou) Co., Ltd.))は2008年の設立以来、主に中国・アジア圏向けに出光興産のエンジニアリングプラスチック(ポリカーボネート、シンジオタクチックポリスチレン※1)のコンパウンド製品を生産してきた。高い混錬技術や調色技術※2により自動車電装部品やOA機器外装部品に使用されている。近年、出光興産のエンジニアリングプラスチックは自動車分野において需要が年率約10%伸長している。今後も顧客への安定的な供給を継続すべく、このたびコンパウンド設備を増強する。完工予定は2018年12月で生産の能力は20,000t/年から25,000t/年になる。
※1 1985年に出光が世界初の合成に成功し1997年に工業化した樹脂。軽く(低比重)、耐熱性・耐熱水性・耐薬品性・電気特性(電気絶縁性・高周波特性)に優れ、自動車電装部品や、モバイル機器、家電製品の部品などに用いられている。
※2 合成樹脂原料等を、顔料や染料を用い、定められた色調に着色する技術。特にエンジニアリングプラスチックは高温加工(300℃レベル)されるため色調管理は難易度が高い。


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