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【抄紙機】三菱製紙、11月末から八戸工場の主力である4号抄紙機の運転を休止

 三菱製紙(株)は11月末から八戸工場4号抄紙機の運転を休止する。

 国内洋紙事業を取り巻く環境は、情報メディアの電子化による構造的な需要減退や原燃料価格の高騰、更には物流コストも上昇を続けるなど極めて厳しい状況にある。こうした状況を踏まえ、同社は情報用紙分野におけるアライアンス拡大や輸出及びパルプ販売増等に取り組み、主力である八戸工場の稼働率を一定水準維持するとともに、徹底的な合理化やあらゆるコストダウンを推進しているが、未だ充分な収益の確保に至っていない。同社は、需要減少が著しい塗工紙を先行して減産することにより、需要動向に合わせた生産体制の早期確立と生産効率向上を図るべく、本年11月末から主力抄紙機である4号抄紙機を休止することとした。これにより、月産1万トン強の減産となる。


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