三井化学(株)は、シンガポールにある100%子会社Mitsui Elastomers Singapore Pte Ltd(本社:Singapore、社長:松永慎也 以下、MELS)の高機能エラストマー「タフマー(R)」の生産能力を増強する。
タフマー(R)は世界トップシェアを有する樹脂改質材や軟質成形材料です。柔軟で軽量な特長を有しており、自動車材、包装資材、太陽電池封止材、エンジニアリングプラスチック改質材、スポーツシューズのミッドソール材など、幅広い用途で使用されている。
タフマー(R)需要は、世界経済の成長を背景に堅調に推移しており、特に自動車材は自動車生産台数の堅調な伸びと環境規制強化による軽量化ニーズにより、更なる拡大が予想される。同社はPPコンパウンド製品を中心に、自動車材メーカーへのグローバルで長期的な供給実績を有しており、今後も安定供給を継続するため、タフマー(R)の既存設備のボトルネックを解消することで、生産能力を増強する。
■増強内容
製品:高機能エラストマー「タフマー(R)」
工場立地:シンガポール ジュロン島内
生産能力:増強前)200千トン/年 → 増強後)225千トン/年
スケジュール:2020年7月完工(予定)
■MELS概要
社名:Mitsui Elastomers Singapore Pte Ltd
本社:3 HarbourFront Place #10-01 HarbourFront Tower 2 Singapore 099254,Singapore
設立:2001年2月7日
資本金:9,630万USドル(三井化学100%出資)
社長:松永 慎也
事業内容:タフマー(R)を中心としたエラストマー製品の製造・販売