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【CVC】三菱ケミカルホールディングス、米シリコンバレーにコーポレートベンチャーキャピタル新会社設立

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 (株)三菱ケミカルホールディングスは、米国に、有望なスタートアップ企業の探索、戦略的出資および協業推進を行う100%子会社を設立した。
 新会社「Diamond Edge Ventures,Inc.(日本語表記:ダイヤモンド・エッジ・ベンチャーズ、以下「新社」)」は、シリコンバレーに拠点を置き、全世界のスタートアップ企業やベンチャーコミュニティと連携する。新社の社長には、シリコンバレーに30年関わり、長年にわたるコーポレートベンチャーキャピタル(CVC)の経験や自らベンチャー企業を立ち上げてきた起業家としての顔を持つパトリック・スエル(Patrick Suel)氏を起用した。
 新社は、本社先端技術・事業開発室のベンチャーグループと密に連携する。先端技術・事業開発室は、2017年4月に設立され、チーフ・イノベーション・オフィサー(CIO)のラリー・マイクスナー(Larry Meixner)氏のもと、現在の三菱ケミカルホールディングスビジネスの視野を超えた将来の新たな事業機会を創出するための活動を行っている。今後、米国と日本のチーム間で緊密な連携を取ることにより、新社における迅速な意思決定および三菱ケミカルホールディングスグループの将来事業戦略に合致した運営を可能とする。また、田辺三菱製薬(株)のCVC子会社であるMPヘルスケアベンチャーマネジメント(MP Healthcare Venture Management, Inc.)とスタートアップ企業との提携に関する情報や専門知識を共有し、連携していく。
 CIOのラリー・マイクスナー氏は、「国際的なベンチャー企業との連携という戦略目標を達成するためには、長年の経験とネットワークを有する、ローカルに拠点を持つリーダーとそのチームを設置し、彼らに新たな機会に迅速に対応できる権限を与えることが必要です。パトリック・スエル氏を米国子会社の社長として迎えることは、当社および当社が連携するスタートアップ企業双方にとって、よりよい成果をもたらすことを確信しています」とコメントしている。
 新社は、三菱ケミカルホールディングスの現在のビジネスに革新的な影響を与え、あるいは三菱ケミカルホールディングスグループに新たな成長機会をもたらす技術やビジネスモデルを保有するスタートアップ企業との提携を図っていく。ロボティクス、人工知能(AI)、仮想/拡張現実(VR/AR)などを始めとして、既存の技術領域にとどまらず、幅広く三菱ケミカルホールディングスグループおよび事業会社の成長を促進するため、新たなアイデアや考え方を導入する。


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