ザ・ダウ・ケミカル・カンパニー(本社:米国ミシガン州、会長兼CEO:アンドリュー・リバリス)の事業部門であるダウ・パッケージング・アンド・スペシャルティ・ プラスチック(P&SP)は、6月6日~8日にかけて東京ビッグサイトで開催される、アジアにおける最先端の不織布展示会であるANEX2018(主催:アジア不織布協会/日本不織布協会)に出展し、ダウのブース(ブース番号:2416)において、 最新のメルトブローン不織布向けの「ASPUNTM(アスパンTM)」メルトブローン繊維グレード樹脂を紹介する。この革新的な樹脂は、医療・衛生材料をより快適にするために、柔らかな不織布という、他に類を見ない選択肢を提供する。
ダウはANEX2018において「アクティブ・コンフォート」をテーマに掲げ、消費者により良い生活を提供するために、信頼性、目立たなさ、活動的なライフスタイルにおける快適性を最大化させる不織布向けのソリューションを紹介する。
「ASPUNTM(アスパンTM)」メルトブローン繊維グレード樹脂は、メルトブローン不織布やSMS不織布などにおける、柔らかさや快適性の向上を図る上での課題に対応する。この特許申請中のポリエチレン樹脂は、おむつ、ワイプ、医療用ガウン等の医療用不織布製品、フィルター等、柔らかさが付加価値となる医療・衛生用品用途の不織布において利用できる。
ダウ・パッケージング・アンド・スペシャルティ・プラスチックの医療・衛生用品分野のグローバル・マーケティング・ディレクターのジェイン・ウォング氏は、「快適性と高い性能が要求される衛生材料向けの分野では、より柔らかく、布のような不織布の開発が鍵になっています」と述べている。 ダウの展示ブースにおいては、「ASPUNTM(アスパンTM)」繊維グレード樹脂を活用した さまざまな不織布が展示され、直接手に取ることで、材料の柔らかさや耐久性を実感できる。
展示ブースではまた、乳児や大人用おむつ用途におけるダウの総合的な樹脂ポートフォリオを展示するとともに、ダウのグローバルなネットワーク施設であるパック・スタジオにおいて、各業界とのコラボレーションによりイノベーションを可能にしているかを紹介する。現在、世界8カ所に設置されたパック・スタジオは、包装のバリューチェーンにおける主要プレーヤーが集まることで、包装のイノベーションをさまざまな市場や地域において醸成する場となっている。
ANEX2018での技術プレゼンテーション
6月7日、ダウの医療・衛生分野技術リーダーであるレックス・チェン氏が、繊維・不織布において快適性、フィット感、柔らかさを実現する、ダウの革新的な技術について技術発表を行う。
「ポリエチレン樹脂の幅広い製品群、バインダーやコーティング技術、優れた技術開発や市場における専門性を組み合わせることで、ダウは、不織布業界におけるニーズに対応します。これら独自の能力によりダウは、差別化された機能性や性能を付加したソリューションを、多くの最終製品用途に向けて提供することが可能になります」と、レックス・チェン氏は述べている。