(一社)日本食品包装協会は2018年7月25日(水)、平成30年7月度研究例会を東京都北区の北とぴあ7階第1研修室で開催する。参加費は会員6000円、一般10000円。申し込み締め切りは2018 年7月17日(火)。問い合わせはTEL.03-3669-0526まで。
【プログラム】
13:20~13:55 製品紹介Ⅰ:『「午後の紅茶」新ペットボトルの開発』
講師:キリン(株) R&D本部 パッケージング技術研究所 田中いくみ氏
要旨:2018年6月に飲料の「午後の紅茶」をリニューアルした。キリン独自の感性工学を用いた解析により、「午後の紅茶」が獲得したいイメージに相応しい形状のデザインを100種類以上の組合せの中から抽出して新しいペットボトルを開発した内容について紹介する。
14:00~14:30 製品紹介Ⅱ:『特殊な印刷方法により独特の外観で上質感を演出「ヱビスマイスター」』
講師:サッポロビール(株) 生産・技術開発 パッケージング技術開発 グループリーダー 門奈哲也氏
要旨:平成28年5月にヱビスビールの最高峰として「ヱビスマイスター」(350mlアルミ缶入り)を発売した。講演では、同商品に採用した缶の表面に細かな凹凸が上質な印象を与えるウェットルック印刷の効果について、一般ユーザーからの反応を中心に検証した結果について報告する。
14:40~15:40 技術講演Ⅰ:『パッケージデザインによるおいしさの訴求』
講師:味香り戦略研究所 研究開発部部長 早坂浩史氏
要旨:生活者の消費行動や嗜好が多様化する中で、販売者は様々なマーケティングの手法を用いて販促活動を行っている。その一つの方法としての“ニューロマーケティング(脳科学の知見や技術を用いて、消費者の無意識的な感情の変化などを読み取る手法)”が、消費行動に及ぼす効果・影響について注目されている。講演では、パッケージに着目し、視覚から得られる情報の影響などを紹介する。
15:45~16:45 技術講演Ⅱ:『軟包装用印刷インキの最新動向』
講師:DIC(株) 分散技術1グループ 技術担当 茂呂居 直氏
要旨:包装材料の市場動向やグローバル・ブランドオーナーの取組みなどを通して、幾つかのキーワードが見えてくる。今回、『フレキソ』 『サステナビリティー』 『食品包材の安全性』 を取り上げ、現状と動向、インキ設計に関する課題を考慮したこれら3つのキーワードに対するDICの取組みについて、最新のインキ製品を介して紹介する。