<ウルサン・韓国 - 2018年5月21日>ソンウォンは2017年に続き今年も、潤滑油関連の技術会議および展示会「STLE Annual Meeting & Exhibition」(5月20日~24日、米国ミネソタ州ミネアポリス)に参加し、燃料および潤滑油向け酸化防止剤のラインアップに新しく加わった「SONGNOX(r) L570」を展示する。SONGNOX(r) L570は、ソンウォンが有する既存のアミン系、フェノール系、フォスファイト系、チオエステル系酸化防止剤を補完し、ラインナップを拡大する製品。
SONGNOX(r) L570は、ソンウォンの韓国生産拠点であるウルサン工場で製造される。この設備では、汎用品のアミン系(SONGNOX(r) L670)およびフェノール系(SONGNOX(r) L135)の酸化防止剤を生産している。このため、スケールメリットを活かした生産体制によって経済的な付加価値がもたらされる。燃料および潤滑油添加剤担当リーダーのオリビエ・カイザー氏は、「世界的規模の生産設備により、ソンウォンは高いコスト効率で世界中に製品を供給し、お客様の要望に応えることができます。またこの生産拠点は、ブレンド事業をアジアへ拡大しつつあるお客様へのサポートに理想的なポジションにあります」と話している。
SONGNOX(r) L570は液状のブチル化/オクチル化ジフェニルアミン系酸化防止剤であり、フリーラディカルと反応し安定化させることによって、潤滑油を熱酸化劣化から保護する。燃料および潤滑油添加剤担当グローバルビジネスマネージャーのジェラルド・マルクィーン氏は、「この製品はきわめて多用途に利用可能で、要求性能の厳しい自動車用や工業用の潤滑剤やオイルの他、グリースなどの特殊用途に適しています。SONGNOX(r) L570はオイルや潤滑剤を劣化から保護し、自動車や機械に使われるオイルの長寿命化に寄与します」と語る。
さらにマルクイーン氏は、「この新しい酸化防止剤は、工業と自動車、両方のセクターでの使用に適しており、これらの業界で求められる非常に厳しい要件を満たすことができます。主な用途としては、鉱物油ベースもしくは合成の工業用潤滑油、グリース、エンジンオイルなどが挙げられます」と付け加えている。
またカイザー氏は、「SONGWONは最近の高い基準を満たす画期的なソリューションの開発に注力し、潤滑油業界に向けて継続的に取り組んでまいります」とコメントしている。
ソンウォンは、韓国国内での50年以上にわたる製造経験を背景に、汎用品のアミン系、フェノール系、フォスファイト系、チオエステル系の酸化防止剤を開発、生産、販売し、またエンドユーザーの個々の要望に応えるカスタマイズされたソリューションを提供している。加えてソンウォンは、主要原材料からの一貫生産体制によって、供給の安定性および信頼性を確保し、アジア、ヨーロッパ、北米に向けた世界的な販売組織を構築している。
詳細については、STLE Annual Meeting & Exhibitionのソンウォンブース(ブース314)にお立ち寄りいただくか、ウェブサイトをご覧ください。www.songwon.com。
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【STLE 2018】ソンウォン、燃料および潤滑油向け酸化防止剤「SONGNOX L570」展示
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