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【インプラント】ソルベイ、日本の埋植医療機器向けにSolviva生体材料群を提供

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<東京、2018年4月13日>ソルベイは、成長を続ける日本の医療機器市場向けにSolviva(r) 生体材料群を提供することを発表し、4月18日から東京ビッグサイトで開催されるMedtec Japan 2018にて同製品群を展示紹介する。これらの最先端材料群は、長期的に体内に埋植されるインプラント医療機器への画期的な新しい選択肢となり、ソルベイがこれまで日本国内の顧客向けに提供してきた広範なヘルスケア用ポリマーの製品を補完するものとなる。
 「Solviva(r) 生体材料群の市場への追加投入は、ソルベイが日本の医療機器産業に革新をもたらすために戦略的に役立とうとする熱意をより強くしていることへの現れです」と、ソルベイスペシャルティポリマーズジャパン(株)の木呂子和宏代表取締役社長は述べている。「当社の幅広く豊富な特殊ポリマーの品揃えは、器具類からインプラント医療機器に至るまで、特に、整形外科および心臓血管領域において、設計の可能性を広げる一助となることでしょう」。
 インプラント医療機器向けに提供されるSolviva(r) 生体材料製品群は以下の通り。
・Zeniva(r) ポリエーテルエーテルケトン(PEEK):優れた生体適合性、靱性、耐疲労性に加え、骨にきわめて近い弾性係数を備えている。
・Eviva(r) ポリサルホン(PSU):剛性と生体適合性を備えた丈夫な透明ポリマー。
・Veriva(r) ポリフェニルサルホン(PPSU):透明性と優れた生体適合性に加え、他の追随を許さない靱性を兼ね備えている。
 すべてのSolviva(r) 生体材料群は、重大な機能の劣化を生じさせることなく、ガンマ線照射、酸化エチレンガス、蒸気による滅菌処理が可能。これらの材料は、射出成形および押出成形用の樹脂ペレットのほか、切削加工用ロッド等の素材での供給が可能な製品もある。
 Solviva(r) 生体材料群は、ISO 13485規格に準拠しており、また最新の医薬品等の製造管理および品質管理の基準(GMP)に従って製造している。ソルベイの生体材料製造プロセスは、慎重に検証され、厳格な管理の下、製品のトレーサビリティを確保している。さらに、すべての材料はISO 17025に適合した認定試験機関で試験されている。
 「日本の医療機器市場におけるソルベイ製品群の拡大は、日本国内の顧客企業のみならず、環太平洋地域周辺における多国籍企業顧客の価値向上を支えることでしょう。」と、ソルベイのSpecialty Polymers Global Business UnitでGlobal Marketing Manager for Healthcareを務めるDane Waund氏は述べている。「これはソルベイにとって重要な第一歩でもあり、新しいビジネスチャンスの扉を開き、会社の将来的な成長を実現するための方向付けとなります」。


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