BASF（本社：ドイツ ルートヴィッヒスハーフェン）のヒューマンニュートリションブランドであるNewtrition®は3月26日、サイエンスベースのイノベーションリサーチプログラム、Newtrition® Asia Research Grantの第6回研究助成事業の募集を開始した。このプログラムは、アジア太平洋地域の消費者の食生活や健康に関する栄養関連のテーマに取り組む研究者に資金を提供し、支援するプログラム。
今回初めて「Beyond Basic Nutrition（基礎栄養を超えて）」という主題のもと、「心臓血管の健康」「代謝の健康」「身体機能と運動機能」という3つのテーマに重点を置いて募集する。各プロジェクトにおいて、機能性成分とこれら3 つのテーマとの関連性を研究する。前回は成分のみに重点を置いていたが、進化する栄養面の消費者ニーズと健康に対する需要に助成金を役立てられるよう、今回のテーマを設定した。
BASFヒューマン・ニュートリション部門、グローバルビジネスマネジメント担当バイスプレジデントのティナ・ロウは次のように述べている。
「急速な経済発展と都市化により、アジアでは栄養面の変遷が生じ、疫学的にも変化が見られるようになりました。かつては栄養素の欠乏が多くみられましたが、近年はメタボリック・シンドロームや2型糖尿病、心血管疾患などの慢性疾患の発症率が高まっています。適切な栄養を、必要とする人に、適時提供することが、慢性病のリスク要因を低減するうえで基本的な役割を果たします。Newtrition® Asia Research Grantは、私たちが同地域の研究者と連携し、健康面での課題克服の一端を担うことが追求できる、素晴らしいプラットフォームです」
企画書の評価、選考は、ヒューマン・ニュートリション分野における著名な研究者や主要なオピニオンリーダーで構成される専門家パネルが行う。5人の研究者に1人当たり最大40,000ユーロが授与され、各プロジェクトには18カ月の研究期間が設けられる。
2012年の開始以来、本プログラムは中国、インド、オーストラリア、タイ、シンガポール、インドネシアで28のプロジェクトに資金を提供してきた。そのうち6つのプロジェクトは、査読付き論文として成果が発表された。
本プログラムの詳細なガイドライン、応募要件などの情報に関しては、http://www.basf.com/newtrition-asia-research-grantを参照。
提案の提出期限は2018年5月31日。助成金の受領者の発表は、今年第3四半期に行う予定。
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【研究助成事業】BASF、「Newtrition® Asia Research Grant 2018」の募集開始
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