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【CNF】大王製紙、三井住友建設と共同でコンクリートの実用化に向けた研究開発に着手

 大王製紙(株)は、三井住友建設(株)と共同でセルロースナノファイバー(CNF)を用いたコンクリートの実用化に向けた研究開発の取り組みに着手した。

 両社は、2015年からコンクリートへのCNF配合の効果を確認する基礎検討を行ってきた。その中で、特定の条件においては、CNFの配合によりコンクリートのひび割れ低減効果を確認した。今後の研究開発により、コンクリートの課題である乾燥収縮等に伴うひび割れを低減する技術として確立できる可能性がある。その他のCNF配合の効果を活かしたコンクリート材料の数年後の実用化を目指し、この度、国内ではまだ事例が少ない本格的な研究開発に共同で取り組むことした。

 コンクリートへのCNF配合により、ひび割れ低減効果のみならず、粘性コントロール、高強度化、耐腐食性向上等、さまざまな機能性向上が期待でき、本格的に共同開発を進めることにより、高性能・高機能セメント系材料の実用化を進めていく予定。

<大王製紙の過去の主なCNF関連プレスリリース>

  ・2016年  5月 9日 CNF水分散液のパイロットプラント稼働

  2017年  8月31日 CNF配合トイレおそうじシートリニューアル発売

  ・2018年  1月25日 CNF乾燥体パイロットプラント稼働

 

 


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