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【Package】アツギ、ストッキングのコンビニ専用パッケージを開発

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2018 03 12 atsugi1 ストッキング製造販売のアツギ(株)は、コンビニエンスストア専用のパッケージを開発した。販売ルート別戦略に注力するアツギは、2017年度にコンビニエンスストアの専門支店を新設し、コンビニ向けの提案を強化している。今回の専用新パッケージはコンビニ特有の狭小スペースへの戦略的提案として業界に先駆けて開発したもので、コンビニエンス各社の売上効率アップに貢献する。専用新パッケージはアツギの主力ブランド「アスティーグ」のコンビニ展開に使用し、4月1日から店頭展開する。

 

 

■戦略的なサイズ設計で売り場に貢献する、新パッケージのポイント

2018 03 12 atsugi2 日本のストッキング市場では、中台紙とともに商品をたたんで台紙に挟み、PP袋に入れた幅14cm、高さ22~23cmの包装が一般的(写真右)。売場スペースに制約のあるコンビニエンスストアでは近年、同様の包装のまま小さくしたもの(幅12cm、高さ22センチ、写真中)がスタンダードな仕様・サイズとなっており、アツギもこれに準じている。

 今回のコンビニ専用パッケージ(写真左)は、包装形態自体を見直したもので、中台紙・台紙をなくして商品を小さくたたみ、小型のフィルムパッケージに収納する形とした。幅10cm、高さ18cmと現行のコンビニパッケージよりさらに小さくなった(意匠登録出願中)。

 新パッケージの開発ポイントは次の3点。

ポイント1 スペース効率を維持しながら表面を露出、訴求力向上・売上アップへ

 新パッケージは、単なる小型化に留まらない戦略的なサイズ設計を行った。現在コンビニエンスストアのストッキング売場では、従来型のパッケージを商品棚に平たく積み上げる陳列が一般的になっている。この方法はスペース効率が良い反面、お客様の目線にパッケージが正対しないことや、 上の棚板に隠れてパッケージ全面が見えないことから、商品訴求力が損なわれることが課題となっていた。

 そこでコンビニ専用新パッケージは、同等のスペース感で、パッケージの表全面をフック掛けで見せながら陳列可能なアイテム数は現行パッケージとほぼ同数を維持できる、戦略的なサイズとした。

ポイント2 自立型パッケージで棚置き陳列にも対応

 今回の専用新パッケージは、什器を使用しない場合も棚板に置いて販売できる自立型。陳列変更にも柔軟に対応する。

ポイント3 コンビニ特有の顧客ニーズにマッチ

 専用新パッケージはコンパクト化により、持ち運びがさらに容易に。また、中台紙を使用しないパッケージなので、商品を取り出しやすいことも利点の一つ。伝線による緊急購買の来店が多いコンビニ顧客のニーズにマッチした包装形態。


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