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【冷媒】ロッテマート、ハネウェルの省エネ次世代型「ソルスティス N40」採用

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<韓国・ソウル、2018年3月02日>ハネウェルは、「ソルスティス™ N40 (R-448A) 」冷媒が、韓国大手スーパーマーケットチェーンであるロッテマートで採用されたことを発表した。既に導入を完了した義王店(京畿道ウィワン市)を皮切りに、ロッテマートでは今後7年間にわたりソルスティスN40冷媒を全店舗で導入する。ソルスティスN40冷媒は、アジア、欧州および北米のスーパーマーケット数千店舗で導入されている。このたびのロッテマートでの導入開始は、韓国内初の採用例。
SnapCrab NoName 2018 3 2 15 55 44 No 00 R ロッテマートでは、2025年までに8%の省エネ化およびカーボンフットプリント削減を目標として掲げている。ソルスティスN40は、R-404Aなどの従来冷媒に比べ、冷凍用途で最大3%、そして冷蔵用途で5〜16%エネルギー消費を低減する。また、ソルスティスN40のGWP(地球温暖化係数)は、現在流通する不活性冷媒のうち最も低く、R-404Aに比べ65%低いGWPを実現している。ソルスティスN40は、新規導入用の冷凍冷蔵機器での採用に加え、従来のR-404Aおよび各種混合冷媒仕様の既存機器に冷媒のみ入れ替えるレトロフィットにも使用されている。
 ロッテマート、コンシューマーセーフティーマネジメントチーム責任者のイ・チョルミン氏は、「ロッテマートは20周年を迎える年である2018年の目標の1つに、'Healthy Value'(ヘルシーな価値)の達成を掲げ、商品を単にお客様にお届けするだけでなく、世界的な環境対策に積極的に取り組むことでこの目標を実行していきます。このことから、環境性を先取りしていくという考えのもと、優れた環境配慮性と高い性能を併せ持つ冷媒をいち早く導入することを決定しました。ソルスティスN40は、法規制に適合するだけでなく、環境保護やエネルギーコストを低減できる点で、最適な選択肢です」とコメントしている。
 韓国では、2012年5月に施行された改正大気環境保全法により、オゾン層破壊や気候変動の原因となる冷媒物質の規制が強化されている。2014年からは、モントリオール議定書が定める途上国に対する特定フロンガス(HCFC)削減スケジュールに従い、HCFC使用を段階的に削減している。また韓国では、現在から2030年までのHCFCの平均消費量を2009〜2010年の平均に比べ97.5%削減する目標を掲げている。
 ハネウェル、フッ素化学品、アジアパシフィック担当ビジネスディレクターのエリック・ヤン氏は、「ソルスティスN40の需要は世界中で急激に増加を続けており、これは、ロッテマートのように、スーパーマーケット各社が将来のGWP規制を満たし、省エネや店舗運営コストを低減する最良の選択肢としてソルスティスN40をお選びいただいている結果でもあります。今後もロッテマートとの連携を通じ、韓国スーパーマーケット産業のみなさまの環境経営や取り組みに寄与できることを願っております」とコメントしている。
 ハネウェルは、「ソルスティス」および「ゼネトロン」ブランドにて、世界中で冷凍冷蔵、ビル冷暖房、カーエアコン向けなどの幅広い冷媒を開発、製造、供給している。ハネウェルおよびサプライヤーパートナーは、ハネウェルのハイドロフルオロオレフィン(HFO)技術に基づく次世代製品の研究開発および製造供給体制の整備に向け、9億ドルの投資プログラムを実施した。


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