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【3Dプリント】BASF、アジア太平洋地域の市場に進出

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 BASFは、幅広い産業用3Dプリントソリューションの提供をアジア太平洋地域で開始した。新たなソリューションにより、製造における汎用性、経済性、効率性、柔軟性がさらに向上する。また、複雑な部品の製造や個別の設計が可能になり、開発サイクルが大幅に加速すると同時に、小規模生産のコスト削減も可能になる。
 BASFアジア太平洋地域3Dプリント担当事業開発シニアマネージャーのマイケル・タン氏は次のように述べている。
 「3Dプリントの利用は、個別加工のプラスチック部品や金属部品の製造において、試作品設計の枠を超えた機能的な試作品製造の選択肢として、アジア太平洋地域に広がっています。そのため、世界の3Dプリント市場の中でもアジア太平洋地域が最も急速に成長することが予測されています。新たに提供を開始したオープンシステム向けの3Dプリント用材料により、私たちは3Dプリント技術への需要拡大に対応し、自動車、航空宇宙、消費財など、アジア太平洋地域における主要産業の成長に貢献したいと考えています」
 BASFは3月1日~3日に上海(中国)の上海新国際博覧中心で開催される「TCT ASIA 2018」に出展(N1ホール H70)し、産業向けの必要条件を満たす幅広い材料を展示する予定。
プラスチックフィラメント:強度と硬度が高い部品をプリントするための炭素繊維充填ポリエチレンテレフタレート(Innofil3D PET CF)およびポリアミド(Innofil3D PAHT CF)。ポリスルホンをベースとした新たなフィラメントとして、初めての市場テストを実施。
金属フィラメント:FFFプリント、業界標準のデバインディング(脱脂)、焼結を介して100%金属の部品の製造を可能にする、ウルトラヒューズステンレス鋼のフィラメント。
粉末樹脂:難燃剤や鉱物充填(強度と硬度の追加)タイプなど、強度の高い機能部品の粉末床溶融結合に使用するUltrasint PA6(ポリアミド6)グループに属する材料。
フォトポリマー:SLAおよびDLPシステム用の感光樹脂(ABS用、PP用、高温耐熱部品用の樹脂)。インクジェット向けの感光樹脂は、特定の3Dプリンターの必要条件に対応。
 顧客に提供するソリューションの開発とテストを行うため、BASFはハイデルベルク(ドイツ)の3Dプリンティングアプリケーション技術センターの他、上海(中国)のイノベーション・キャンパスに3Dプリントに特化した研究所を2カ所開設している。BASFのグローバルおよびアジア太平洋地域の研究開発チームは、グローバルネットワークと高度な研究能力を備えており、顧客やパートナーとの密接な連携の下、それぞれのニーズに対応する高度な材料の開発にあたっている。
 詳細は、動画を参照。

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