住友化学(株)は、このたび、企業のジェンダー平等に関する自己評価やギャップ分析を目的に国連グローバル・コンパクト(United Nations Global Compact:UNGC)※1等が開発したツール「Gap Analysis Tool(GAT)」※2を用いて、同社の女性活躍に関する自己診断を実施した(自己診断結果:Achiever※3)。
住友化学は、女性活躍推進の数値目標の1つとして「課長相当職以上の女性社員の割合を少なくとも10%以上(2017年4月現在4.5%)」を掲げ、育児休業制度などの各種制度の拡充、メンター制度や女性リーダー創生塾による女性社員の管理社員として必要な心構えや取り組み姿勢、リーダーに必要なスキルの習得支援等に取り組んできた。2008年からは、他社に先駆けて事業所内保育所を開設し、現在、国内6事業所(東京、千葉、大阪、兵庫、愛媛、大分)に設置している。
こうした社内の取り組みに加えて、2013年には、UNGCとUN WOMENが共同で作成した「女性のエンパワーメント原則(Women’s Empowerment Principles :WEPs)」※4に社長名で署名し、2015年からはWEPs年次会合に参加、さらにグローバル・コンパクト・ネットワーク・ジャパン(UNGCの日本におけるローカルネットワーク)のWEPs分科会幹事会社として活動するなど、国内外でのWEPs普及に向けたグローバルな取り組みにも参画している。GATについては、日本におけるパイロット企業として改良に協力し、日本企業が活用しやすいよう提言も行ってきた。
住友化学は、GATによる自己診断結果も参考にしながら、引き続き女性社員の活躍推進に向けた取り組みを積極的に推進していく。
※1 2000年に発足した160カ国13,000を超える企業・団体が加盟する組織。企業の事業運営や戦略を、人権、労働、環境、腐敗防止の分野で国際的に合意を得た10項目の原則と連動させ、国連の大きな目標を支持する行動の引き金となることを目的として設置された
※2 女性活躍に関する取り組みについて企業が自己評価するためにUNGC、UN WOMEN等が開発した診断ツール。質問に答えることで、原則と現状のギャップを認識することができる。日本からは住友化学を含む2社がパイロット企業として改良に参画した(公開サイトhttps://weps-gapanalysis.org/)
※3 達成度の高さに応じてLeader, Achiever, Improver, Beginnerの4段階で診断される
※4 UNGCとUN WOMENが2010年3月に共同で作成した女性のエンパワーメントに自主的に取り組む企業の行動原則
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【女性活躍】住友化学、活躍推進に向けた取り組みを自己診断
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