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【牛の乳頭保護資材】トクヤマと農研機構、シール式で牛の乳頭に貼り付けられる資材を開発

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2017 10 10 tokuyama(株)トクヤマは、国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構と共同で、乳頭および乳頭口を保護する機能が高く、シール式で、牛の乳頭への貼り付けが容易にでき、乾乳期の乳牛の乳頭保護資材として活用可能な新製品「ティートナーTM」を開発した。

 乳牛の病気である乳房炎は、乳量や乳質の低下の原因となり、その経済的損失額は年間800億円と言われている。乳頭の保護には市販の液体状の保護資材を付着させることが有効だが、これら従来の保護資材は、前処理作業や付着後の乾燥に時間を要することや、数日で脱落してしまうなどの課題があった。

 今回、トクヤマと農研機構は、共同でウレタン系樹脂フィルム素材を使用したシールで、乳頭への貼り付けが簡単な外部乳頭保護資材を新たに開発した。ティートナーは、従来の資材よりも乳頭を保護する機能に優れているうえ、乳頭へ貼り付けてから最大2週間程度使用できるという優れた特長がある。

2017 10 10 tokuyama2 ティートナーは、透明フィルム層/ウレタン層/粘着層/剥離紙層で、非常に柔らかく高粘着、高強度で、乳頭保護性、乳頭形状追従性が良好。乳頭口からの細菌の侵入を物理的に防ぐことができる。

 11月1日から日本全薬工業株式会社より全国販売を開始する予定で、10月6日に開催された日本乳房炎研究会で獣医師向けに紹介された。


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