三洋化成工業(株)は8月25日、PTT Global Chemical Public Company Ltd.（PTTGC*）、豊田通商(株)と、タイにおけるポリオールの製造・販売に関する合弁契約に調印した。合弁会社のGC Polyols Co.,Ltd.（本社：バンコク）は、タイのラヨーン県にあるHemaraj Eastern Industrial Estate 内に製造拠点を持つポリオールの製造・販売会社で、公称能力はPPG13 万トン、PPG プレミックス ２万トン。2017 年９月に建設を開始し、2020 年からの商業運転を予定している。
GC Polyols は、PTT グループから競争力のある原料およびユーティリティの供給を受け、三洋化成が有する製造ノウハウや豊田通商の有する物流販売網を組み合わせることで、競争力のある高付加価値製品群を提供できる総合ポリウレタン原料メーカーとして、アジア地区での顧客ニーズに応えていく。
三洋化成は、従来から技術提携先との連携による北米地区、中国地区などでの供給体制を整えてきたが、今回アジア地区に合弁拠点を構えたことで、グローバルク供給体制を強化した。
(*) PTTGC概要
設 立 : 2011年10月
代 表 : President & CEO Mr.Supattanapong Punmeechaow
事 業 : タイ大手エネルギー会社 PTT 傘下の石化メーカー
生産品: エチレン、プロピレン等の各種石油化学製品