日本製紙(株)は、塗工紙の国内需要の減少を踏まえ、2018年5月末に、秋田工場(秋田県秋田市)の1号塗工機と石巻工場(宮城県石巻市)の2号塗工機を停機する。
印刷用紙の国内需要は少子化や電子媒体の伸長により構造的な減少傾向にあり、その中でも塗工紙は年率約4%のマイナス成長が続いている。今後もその傾向は継続すると見込まれるため、同社は、両塗工機で生産する塗工紙を他工場に集約し、より効率的な生産体制を実現することで、塗工紙事業の競争力強化を図っていく。
現在、秋田工場(秋田県秋田市)の1号塗工機と石巻工場(宮城県石巻市)の2号塗工機は、主に上質系塗工紙を生産している。
生産能力(千トン/年) | 品種 | 停機時期 | |
秋田工場 1号塗工機 | 150 |
上質コート紙 軽量コート紙 |
2018年5月末 |
石巻工場 2号塗工機 | 90 | 上質コート紙 | 2018年5月末 |