ザ・ダウ・ケミカル・カンパニー と国際非営利団体ハビタット・フォー・ヒューマニティ・インターナショナルが提携して、今年で35年目を迎えた。ハビタットとの提携を通じてダウは引き続き、新たな技術を提供することで、地域社会のより健全な発展を促す。また、ダウは、持続可能性が高く、安心して暮らせる手頃な住宅の建設を支援し、これらの住宅を必要としている世帯をサポートする。
ダウは2017年、従業員のボランティア派遣や自社製品の提供、金銭的支援を通じて、ハビタットが19カ国において展開する42件のプロジェクトを支援する。ダウは、140万ドル超の資金提供を行うとともに、2千人以上のダウの従業員がボランティア活動に参加し、家主となる受益者と協力して住宅の建設に携わる。
「パートナー企業であるダウの取り組みに、心から感謝します。製品供与からボランティア派遣、専門知識の提供にわたるダウの多面的支援により、地域社会やそこで暮らす家族は、無数の形で支えられています。従業員の生活や事業展開している地域社会、そして世界全体に対してプラスの影響を生みたいと願うパートナー同士が協力することで、驚くべきことを達成することが可能になるのです」と、ハビタット・フォー・ヒューマニティ・インターナショナルCEOであるジョナサン・レックフォード氏は述べている。
ダウは今回初めて、ミャンマー連邦共和国におけるハビタットの住宅建設活動を支援する。具体的には、28%に及ぶ世帯が安全性の低い水源から飲料水を入手しているタナッピンとダラの町へ、水濾過装置を寄贈する。また、コロンビア共和国のテンホにおける住宅建設活動においては、住宅壁に使用されるPVCパネルに、ダウが製造するポリウレタン材料を使うプロジェクトを試験的に行う。また、南アフリカにおいてダウの従業員は、住宅建設の支援に加えて、感染性疾患の流行や拡散を防ぐ上で、手洗いが大切なことを啓発する活動にも取り組む。この啓発活動では、ダウの技術を活用した石鹸が使われる。
新たにミャンマーが加わったことで、ハビタットのパートナーとしてダウが活動支援に参加する国は合計33カ国に及ぶ。
「ハビタットとの提携は、ダウの情熱や英知を注ぐことにより、持続可能性やイノベーション、企業市民の視点を生かした社会の変革が可能なことを示す機会となります。ハビタットとダウの提携が継続し、われわれの地域社会や世界で暮らす家族のために価値を提供できることを非常にうれしく思います。持続可能で手頃な住宅の提供に向けて、今年もハビタットやダウの従業員、顧客が連携することに期待を寄せています」と、ダウ・グローバル・シチズンシップ担当ディレクター兼ザ・ダウ・ケミカル・カンパニー基金社長であるロブ・バランタイン氏は述べている。
米国でのハビタットの断熱パートナーとして、ダウ・ビルディング・ソリューションズ事業部は、400万ドル相当の自社製品を寄贈する。「スタイロフォーム™」押出発泡ポリスチレン製断熱材や「グレートスタッフ」および「グレートスタッフプロ」シーラント断熱材、「ウエザーメイト」住宅用膜などの建設用資材が、米国やカナダにおける住宅建設プロジェクトに使われる。これらの寄贈により、住まいを通じて人々の安定や自立を促すことを目指すハビタットの活動を支援する。昨年度は、3179戸の住宅建設においてこれらの製品が使われ、省エネ性が高く快適な居住空間を家主に提供することが可能になった。
さらに、ダウの従業員は、2017年7月9日~14日にかけてカナダの各地で展開される、第34回ジミー&ロザリン・カーター・ワークプロジェクト(Jimmy & Rosalynn Carter Work Project)に参加する。同プロジェクトは、150世帯が手頃な住宅で暮らすことができるよう支援するものであり、ダウが寄贈する製品や資材が住宅建設に使われる予定。
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【社会貢献】ダウ、2017年度のハビタット・フォー・ヒューマニティ活動を支援
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