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【女性管理職比率】BASF、2019年末時点で23.0%。2030年に向けた新たな目標は30%

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 BASF(本社:ドイツ ルートヴィッヒスハーフェン)は、管理職(リーダーシップポジション)に占める女性比率を、2030年までにグローバルで30%に引き上げることを目指す。BASFは2015年以降、2021年までに同比率を22~24%とすることを目標に掲げてきた。2019年末時点での比率は23.0%(2018年:21.7%)となり、目標を前倒しで達成した。
 リーダーシップチームにおいてより良いジェンダーバランスを保つという目標は、世界中のBASFグループおよび、リーダーシップレベルを対象としている。BASFが事業を展開しているすべての国の経営層もその対象となるため、リーダーシップの育成にはグローバルなアプローチを反映させる。BASFは、取締役会に続く3階層のリーダーシップレベルに特に重点を置いている。こうしたリーダーは、多様な企業文化の発展に大きく貢献することができ、これにより、BASFは魅力的な雇用主となることができる。取締役会に続く3 階層のリーダーシップレベルにおける女性リーダーの比率は15.8%(2019年12月31日時点)。
 BASFの取締役会会長であるDr.マーティン・ブルーダーミュラーは次のように述べている。
 「私たちはBASFのリーダーシップチームに女性や、女性がもつ能力をこれまで以上にうまく取り込んでいきたいと考えています。研究志向の企業だからこそ、私たちは多様な考え方や働き方の価値を理解しています。お客様に向けた革新的なアイデアやソリューションは、異なる視点から生まれているのです」
 新しい目標は、利益ある成長と社会的価値の創造を目指す、BASFの企業戦略の実現にも貢献する。
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目標達成のための施策
 すべてのリーダーが新たな目標に向けて取り組んでいく。優秀な女性社員の早期発掘・登用と育成、長期的なサクセッション・プランニング(後継者育成プラン)が目標達成に寄与する。BASFのリーダーシップポジションの大半は社内育成に伴う昇格によるもの。個人に合わせた指導やトレーニングプログラムを提供することで、若いリーダーを支援している。
 BASFは2016年以降、ドイツ全土を対象としたイニシアチブ「Chefsache」に参加している。Chefsacheは産官学のリーダーから成るネットワークで、ドイツにおける女性管理職の比率を高めるなど、社会的変革を起こすことを目指している。
 

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