BASFのデジタル農業製品xarvio® FIELD MANAGER(ザルビオフィールドマネージャー)は、2019年、力強く成長し、世界で17,000以上の生産者の200万ヘクタール以上の圃場の作物生産を支えた。顧客からの幅広いフィードバックに基づいて、xarvio®は2020年に新機能を導入している。これには、圃場固有の肥料投与のタイミングと分量の管理、緩衝地帯が自動的に統合された散布マップ、農機無線接続などが含まれる。また、xarvio® FIELD MANAGERで生産者とアドバイザーが直接連携できる機能も追加された。これらの新しい機能を、全世界の生産者がモバイル端末で利用できるようになった。 xarvio®FIELD MANAGERの新機能は、既に強固となっているサービスを補完するもの。これには、圃場固有のリアルタイム情報が含まれる。例えば、作物ごとの詳細な生育ステージや、病害虫の圃場固有のリスクステータスに関するモバイルアラートなど。なお、このリスクステータスは、25年間にわたり市場でテストされたリスクモデルに基づくもの。
2019年、xarvio® FIELD MANAGER は、生産者が自分の圃場への投資に対してより高い収益を得ることを支援した。例えば、2017/2018年では、xarvio® FIELD MANAGERの推奨に基づいて麦畑を病害から保護したヨーロッパの生産者は、3度の殺菌剤散布で標準的な保護方法を使った農家よりも、ヘクタール当たり平均32ユーロ多くの利益を得た。xarvio®FIELD MANAGER のプロダクトマネージャーであるヨーゼフ・アレンドルフ氏は次のように述べている。
「沢山の生産者の方が2019年に初めてデジタル農業を取り入れ、シーズン後の結果に納得されていることを、大変喜ばしく思います。お客様の収益性が向上し、作業時間が短縮されていることが確認できることが、我々にとってデジタル作物生産最適化アルゴリズムの開発を継続する何よりの励みとなります」
BASFのデジタルファーミング・コマーシャルオペレーションのグローバルヘッド、アンドレ・ジョージ・ギルグ氏は、「xarvio®の製品とサービス数の増加と共に、私たちは2020年にデジタル農業の環境をさらに変革し、生産者に収益性とより持続可能な農業環境をもたらし続けることを目指しています」と述べている。
BASFは2020年にドイツでxarvio® HEALTHY FIELDS(ザルビオヘルシーフィールド)をはじめとした最新製品を市場に投入し、その後さらに多くの国で展開する予定。
xarvio® HEALTHY FIELDSを使用することで、顧客は圃場内ゾーン毎の病害管理のためのフルサービスを、作物の健康保証とともに受けることができる。「xarvio® FIELD MANAGERにより推奨される作物保護戦略が、経験豊富な請負業者によって実施されます。生産者は複雑な作業から解放され、すべてのステップを高い透明性をもって追うことができます。また、シーズン終了時、圃場の作物における葉の病害によるダメージが事前に合意したものより大きければ、生産者は補償を受けることができます」とギルグ氏は語る。
各国のxarvio® FIELD MANAGERの最新機能については、https://www.xarvio.com/global/en/FIELD-MANAGER.html を参照。
■xarvio®デジタルファーミングソリューションについて
xarvioは作物生産を最適化する農業のデジタル化の最先端にある。xarvioは生産者が最も効率的かつ持続可能な方法で作物を生産できるように各圃場の状況に応じた推奨情報を提供する作物モデルプラットフォームに基づいたデジタル製品。世界100カ国以上の生産者がxarvio のSCOUTINGとFIELD MANAGERを使用している。
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【デジタル農業】BASFのxarvio、2020年にFIELD MANAGERの新機能導入
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