国立研究開発法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の「グリーン・サステイナブルケミカルプロセス基盤技術開発※1」事業において、国立大学法人 京都大学や地方独立行政法人 京都市産業技術研究所、星光PMC(株)などの企業(素材、樹脂メーカー)は、京都大学生存圏研究所を拠点として研究者が常駐する産学官連携による集中研方式により、軽量・高強度な特長を持った植物由来で環境にも優しい素材であるCNFの製造技術を開発した。
さらに、星光PMCは、同事業の成果を独自に新たな製造方法の開発につなげ、量産化を実現した。この同社の製造技術について、京都市産業技術研究所は異分野企業(製品メーカー)とのマッチングに取り組み、最終的に(株)アシックスとの共同開発につながり、ランニングシューズに採用※2された。
その後、これらのNEDO事業で実施された大学を拠点とした集中研方式による産学官連携の取り組みや異分野企業(製品メーカー)とのマッチングの取り組みは、NEDOの「非可食性植物由来化学品製造プロセス技術開発※3」事業でも同様に継承され、多様な産業分野の企業(製品メーカー)が参画する産産連携として活発に行われた。
このたび、これまでのNEDO事業での集中研方式による産学官連携の取り組み、CNFの社会実装化に至る産産連携の両取り組みが評価され、内閣府が主催する「第2回 日本オープンイノベーション大賞※4」選考委員会特別賞を受賞した。2月27日に中央合同庁舎(東京都千代田区)で表彰式が開催される予定。
さらに、星光PMCは、同事業の成果を独自に新たな製造方法の開発につなげ、量産化を実現した。この同社の製造技術について、京都市産業技術研究所は異分野企業(製品メーカー)とのマッチングに取り組み、最終的に(株)アシックスとの共同開発につながり、ランニングシューズに採用※2された。
その後、これらのNEDO事業で実施された大学を拠点とした集中研方式による産学官連携の取り組みや異分野企業(製品メーカー)とのマッチングの取り組みは、NEDOの「非可食性植物由来化学品製造プロセス技術開発※3」事業でも同様に継承され、多様な産業分野の企業(製品メーカー)が参画する産産連携として活発に行われた。
このたび、これまでのNEDO事業での集中研方式による産学官連携の取り組み、CNFの社会実装化に至る産産連携の両取り組みが評価され、内閣府が主催する「第2回 日本オープンイノベーション大賞※4」選考委員会特別賞を受賞した。2月27日に中央合同庁舎(東京都千代田区)で表彰式が開催される予定。
日本オープンイノベーション大賞選考委員会特別賞の概要
(1)受賞対象名:異分野連携による構造用セルロースナノファイバーの社会実装と価値共創~森とシューズをつなぐ~
(2)受賞対象者:
国立大学法人 京都大学 生存圏研究所 矢野浩之教授
地方独立行政法人 京都市産業技術研究所 北川和男研究フェロー
星光PMC(株) 滝沢 智代表取締役社長
(株)アシックス 原野健一執行役員スポーツ工学研究所長
<注釈>
※1 グリーン・サステイナブルケミカルプロセス基盤技術開発
事業名:グリーン・サステイナブルケミカルプロセス基盤技術開発/セルロースナノファイバー強化による自動車用高機能化グリーン部材の研究開発
事業期間:2010年度~2012年度
参加機関:国立大学法人 京都大学、地方独立行政法人 京都市産業技術研究所、王子ホールディングス(株)、三菱ケミカル(株)、DIC(株)、星光PMC(株)
※2 ランニングシューズに採用
参照ニュースリリース:世界初、CNF複合材料が最新ランニングシューズに採用(2018年6月1日)
※3 非可食性植物由来化学品製造プロセス技術開発
事業名:非可食性植物由来化学品製造プロセス技術開発/木質系バイオマスから化学品までの一貫製造プロセスの開発/高機能リグノセルロースナノファイバーの一貫製造プロセスと部材化技術開発
事業期間:2013年度~2019年度
参加機関:国立大学法人 京都大学、地方独立行政法人 京都市産業技術研究所、王子ホールディングス(株)、日本製紙(株)、星光PMC(株)
※4 日本オープンイノベーション大賞
内閣府主催で、科学技術を基にしたオープンイノベーションの事例または着想であって、連携の工夫や仕組みづくりにおいて優良な事例または着想、将来の社会や産業の在り方に革新をもたらすことなどが期待される事例または着想、その他科学技術イノベーション創出に係る活動の推進に資する事例または着想など極めて顕著な取り組みが認められる個人または団体を対象としている。過去15回に亘り実施してきた「産学官連携功労者表彰」を平成30年度から「日本オープンイノベーション大賞」として新たに実施している。
(1)受賞対象名:異分野連携による構造用セルロースナノファイバーの社会実装と価値共創~森とシューズをつなぐ~
(2)受賞対象者:
国立大学法人 京都大学 生存圏研究所 矢野浩之教授
地方独立行政法人 京都市産業技術研究所 北川和男研究フェロー
星光PMC(株) 滝沢 智代表取締役社長
(株)アシックス 原野健一執行役員スポーツ工学研究所長
<注釈>
※1 グリーン・サステイナブルケミカルプロセス基盤技術開発
事業名:グリーン・サステイナブルケミカルプロセス基盤技術開発/セルロースナノファイバー強化による自動車用高機能化グリーン部材の研究開発
事業期間:2010年度~2012年度
参加機関:国立大学法人 京都大学、地方独立行政法人 京都市産業技術研究所、王子ホールディングス(株)、三菱ケミカル(株)、DIC(株)、星光PMC(株)
※2 ランニングシューズに採用
参照ニュースリリース:世界初、CNF複合材料が最新ランニングシューズに採用(2018年6月1日)
※3 非可食性植物由来化学品製造プロセス技術開発
事業名:非可食性植物由来化学品製造プロセス技術開発/木質系バイオマスから化学品までの一貫製造プロセスの開発/高機能リグノセルロースナノファイバーの一貫製造プロセスと部材化技術開発
事業期間:2013年度~2019年度
参加機関:国立大学法人 京都大学、地方独立行政法人 京都市産業技術研究所、王子ホールディングス(株)、日本製紙(株)、星光PMC(株)
※4 日本オープンイノベーション大賞
内閣府主催で、科学技術を基にしたオープンイノベーションの事例または着想であって、連携の工夫や仕組みづくりにおいて優良な事例または着想、将来の社会や産業の在り方に革新をもたらすことなどが期待される事例または着想、その他科学技術イノベーション創出に係る活動の推進に資する事例または着想など極めて顕著な取り組みが認められる個人または団体を対象としている。過去15回に亘り実施してきた「産学官連携功労者表彰」を平成30年度から「日本オープンイノベーション大賞」として新たに実施している。