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【Packaging】御殿場テトラパック、「TPM特別賞」受賞

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 食品加工処理機器および紙容器の充填包装システムの大手サプライヤーである日本テトラパック(株)は、日本におけるテトラパック・グループの製造拠点である御殿場テトラパック合同会社が、(公社)日本プラントメンテナンス協会(JIPM)が主催する2019年度「TPM特別賞」を受賞したことを明かにした。
 TPM賞は、TPMによって成果をあげている国内外の事業場や、設備管理技術の発展に寄与する優秀な論文・商品等を審査・表彰する。TPM優秀賞は、事業場の規模、TPM活動の実績により「TPMワールドクラス賞」「TPMアドバンスト特別賞」「TPM特別賞」「TPM優秀継続賞」「TPM優秀賞カテゴリーA」「TPM優秀賞カテゴリーB」に分かれている。
 1964年にTPM賞が創設された当初は、米国流のPMすなわち設備管理部門中心で成果をあげた事業場を表彰していたが、設備管理技術の発展とともにその審査・表彰基準が改定され、1971年には日本で開発した「全員参加のPM(略称TPM)」によって成果をあげた事業場のみを審査・表彰の対象とすることになった。さらに、TPMも初期の段階では、生産部門の活動であったものが、企業の体質改善・体質強化のために生産部門のみの活動にとどまらず、あらゆる部門にわたりTPMが全社展開されるようになった。1989年にはTPMの定義も「全社的TPM」に改定され、現在ではこの定義にもとづいた全社的TPMによって成果をあげた事業場が審査・表彰の対象になっている。
 テトラパック・グループでは、全ての製造工場で生産性と品質の向上を目指したWCM(World Class Manufacturing)活動の一環としてTPM活動を導入しており、御殿場テトラパックでも2003年よりこの活動を開始した。以来、2009年度「TPM優秀賞カテゴリーA」の初受賞を皮切りに、2011年度には「TPM優秀継続賞」を受賞。そしてこの度、TPM優秀継続賞受賞時の成果を維持・向上させるとともに、特徴ある画期的な活動をしている事業場を対象とした「TPM特別賞」の審査を受け、見事受賞した。
 受賞した御殿場テトラパックの濱田英明工場長は次のように述べている。
 「前回のTPM優秀継続賞の受賞以後、『世界で競争できる工場』となるために生産数量の倍化を目標とし、画期的な活動を通して生産能力向上ならびに需要拡大を進めてきました。その結果、従来の国内需要に依存したローカル工場から脱却し、南アジア・東アジア・オセアニア地域おける主要工場に成長したことが大きく評価されました。今後は、『TPMアドバンスト特別賞』の受賞を目指して、社員一丸となってさらなる改善を図り、お客様に安全で高品質な包材ソリューションをご提供し続けたいと思います」
 12月17日に開催される2019年度TPM賞表彰式「グローバル&IoT時代のモノづくり・人づくり」では、濱田工場長、そしてWCMマネージャーの西 芳隆氏によるTPM優秀賞受賞企業講演が予定されている。


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