【プラスチック】クレハ、ブローボトル事業の継承と共同クレハブローボトルへの出資

　（株）クレハは、共同印刷（株）が設立した共同クレハブローボトル（株）に11月1日付で出資し、ブローボトルの製造を行うこととした。
　2019年7月24日の、「会社分割(簡易吸収分割)によるブローボトル事業の承継に関するお知らせ」のとおり、クレハは、ブローボトル事業を共同印刷に承継させる契約を締結しており、クレハが製造・販売してきたブローボトルは、11月1日以降、製造は共同クレハブローボトルが、販売は共同印刷が行う。それぞれクレハからブローボトルの製造・販売に従事していた従業員が出向しサポートする。
　ブローボトルは内層にガスバリア性に優れたEVOH樹脂を使用し、内外層にオレフィン樹脂を用いた、共押出中空成形法による食品用の多層プラスチック容器。優れたガスバリア性を有しているため、水分、酸素、二酸化炭素のガスを通しにくく、微生物や酸素による食品の変敗を防ぐとともに保香性にも優れている。これらの特性を生かし、マヨネーズ、ケチャップ、ソース、ドレッシング、油などの液体容器として利用されている。
　クレハは、機能製品事業をコアとする事業ポートフォリオへの変革を進めており、ブローボトル事業を共同印刷に承継させることで、同社の生活・産業資材部門の製品群とのシナジーが発揮され、クレハと共同印刷相互の事業の発展に資すると考えている。
＜会社概要＞
社　　　名:共同クレハブローボトル（株）
本社所在地:茨城県小美玉市上玉里2221
代　表　者:代表取締役社長　土屋博明（共同印刷L&I事業部営業第二部部長）
事業内容　:ブローボトルの製造
資　本　金:4500万円
出資比率　:共同印刷75％、クレハ25％