<2019年10月16日、スイス・Mex発>軟包装、紙器、段ボール、ラベル産業向けにウェブ処理、印刷、コンバーティング機器とサービスを提供する、世界有数のサプライヤーであるBOBSTは本日、多種多様な基材に対して、あらゆる生産時間で最高性能を発揮するよう設計されたCI(中央圧胴)型フレキソ印刷機「BOBST VISION CI」を発表した。セットアップ調整と段取り替えを素早く行える同機には、プロセスの一貫性を保ち、無駄を最低限に抑え、生産を容易にするための技術革新とオートメーションが搭載されている。
この発表は、BOBSTにとって重要な2つのイベントである、ドイツ・デュッセルドルフのK2019、およびBobst BielefeldのBOBSTコンピテンスセンターでのオープンハウスイベントの期間中に行われる。どちらのイベントも10月16日~23日に開催され、VISION CIが稼働しているのを見ることができる。
「VISION CIにより、BOBSTはフレキソ印刷機の未来のビジョンをついに実現しました」と、CIフレキソ印刷マネージングディレクターであるMark McInulty氏は述べる。「最新鋭のテクノロジーを、最高の製造規格と最高のコストパフォーマンスに基づき、あらゆるコンバーターに、すぐに利用していただけるよう、プレミアムな印刷品質、信頼性、および最高基準を満たす効率をお届けします」。
VISION CIの初期設定は8カラー印刷機として用意しており、さまざまな基材の種類や厚みに対応し、溶剤系インキおよび水性インキでの印刷に一貫性と再現性のある品質をもたらす。コンパクトで人間工学に基づいたモジュラー設計により、設置および設定を非常に簡単に行える。
「本機が到着した瞬間から、現場に設置して印刷の準備が整うまで4週間ほどですので、これはコンバーターにとって非常に有益です」とMark McInulty氏は語る。サイズがコンパクトで貴重なスペースを節約できるほか、スマートなエルゴ設計でオペレーターの利便性を確保。直感的で迅速な操作が行える。VISION CIは、フレキシブル包装印刷作業における、品質と、無駄を省いた操作により卓越した精度とパフォーマンスの再現性を実現する。
VISION CIはサステイナビリティについても大きな利点をもたらす。「smartHEAT」テクノロジーを内蔵した同機は、それ自体の温熱を内在性の役立つエネルギー源として利用可能。また「smartCLEAN」技術で、インキと溶剤を節約する。さらには「smartKEY」と「smartSET」で、作業設定時間と素材の無駄を最小限に抑え、本機の生産性を最大化する。 サステイナビリティは、世界最大のプラスチック・ゴム関連のトレードショウであるK2019において大きな焦点となっている。BOBSTのスタンドはホール4、A39。またBobst Bielefeldでのオープンハウスでは、VISION CIを含むフレキシブルパッケージ向けの最新イノベーションが実演される。
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【K2019】BOBST、最新CI型フレキソ印刷機「VISION CI」発表
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