ダウ・東レ(株)は、ダウ・ケミカル日本(株)と共に1つのチームとして、5月15日から開催中の第9回CITE Japan (化粧品産業技術展)にて、パーソナルケア分野におけるシリコーンおよび有機材料に関する幅広い技術を紹介している。アンチエイジングおよびUVケア製品に対する世界的な需要の高まりに対応するダウとダウ・東レの製品ポートフォリオに関する展示を、ブースD18-15にて行っている。
ダウ日本グループ ホーム&パーソナルケア事業部コマーシャルマネジャーの石田玲子氏は次のように述べている。
「日本は高齢化が進んでいます。また、若年層の消費者においても早い段階における高度なスキンケアに対する関心が高まっているなど、アンチエイジングに対応するソリューションのニーズが高まっています。私たちの革新的な技術は、都市化といった、今注目を集める市場動向と密接に関連しており、エイジングケアに関する消費者のニーズを満たすために必要な手段を製品開発者に提供します」
紫外線によるダメージや肌の健康に関する知識が向上するにつれて、消費者は太陽からの紫外線だけでなく、コンピューターやスマートフォンといった機器からのブルーライトに対しても高いレベルの保護を備えた製品を求めるようになっている。これらの光を浴びることは、老化を促進し、しみ、しわ、たるみを生じさせるなど、皮膚にとって有害となる可能性がある。
消費者にとって満足度の高い製品を開発するため、ダウはエイジングとUVケアに対応する2つの技術を紹介している。
AgeCapTM Smooth Cosmetic Ingredient:しわの発生を軽減し、肌の滑らかさや輝きの向上にも効果のある新タイプの抗酸化剤。
SOLTEXTM INO Polymer:UV 散乱剤として日焼け止めなどに含有されるTiO2やZnOなどといった無機粉体粒子の凝集を防止し、SPFを高める無機粉体用SPFブースター。
「消費者は、肌が過度の日光や紫外線にさらされることによって生じる悪影響を防ぎ、肌触りを犠牲にすることなく皮膚を保護できるような使いやすい製品を求めています。私たちのサンケアソリューションのコレクションは、使用時の快適さと肌の保護を両方重視し、優れた効果と満足度の高い使用感を消費者に提供します」と、石田氏は述べている。
さらにダウは、肌、髪、カラー化粧品の配合において、ラグジュアリー感のある感触が楽しめるとともに、さまざまな用途で質感、安定化、流動性の向上に役立つ差別化されたソリューションを提案している。
DOWSILTM EP-9610 Cosmetics Powder:べたつかず、低硬度かつ低凝集性のシリコーンソフトパウダー。独特なスムースさ、シルキー感、弾性感を持ち、多くの用途や処方にソフトフォーカス効果などを付
与。
DOWSILTM 3903 Liquid Satin Blend:独自のレオロジー特性を有し、なめらかでしっとりとした感触。またスタイリング効果や艶のある髪質に寄与する、ヘアケア製品に適した材料。
ACULYNTM Siltouch Rheology Modifier:ボディーローションからライトなフェイシャルクリームまで幅広いテクスチャーで使用できる、軽くてさっぱりとした感触の粘性調整剤。また、加熱や冷却を必要としないため、省エネで環境負荷低減にも貢献する製品。
↧
【CITE Japan 2019】ダウ・東レ、トレンドに即したスキンケア・サンケア・ヘアケアソリューションを提案
↧