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【Global Enabling Technology Leadership Award】テイジン・アラミドのパラ系アラミド繊維「トワロン」、深部採掘作業用コンベヤベルトが持続可能性の高いソリューションとして評価

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 帝人グループでパラ系アラミド繊維「トワロン」を生産・販売しているテイジン・アラミドB.V.(オランダ・アーネム市)が、国際的な市場調査およびコンサルティング会社であるFrost & Sullivan(フロスト&サリバン)社より、2016年度「Global Enabling Technology Leadership Award」(グローバル・イネーブリング・テクノロジー・リーダーシップ・アワード)を受賞した。
 同賞は、機能性や顧客価値の観点から、世界で最も効果的な技術を持つ製品に対して授与されるもので、このたび受賞対象となったのは、深部採掘作業用コンベヤベルトに「トワロン」を使用することによる、稼働コストの削減や作業の効率化、および環境負荷低減への貢献。
 深部採掘作業において環境負荷やCO2排出量を低減するには、コンベヤベルトでミネラルや重量物などを輸送する際の効率性が重要。「トワロン」は軽量で、同じ重量の鉄に比べて6倍の引張強度を持ち、寸法安定性、耐熱性、柔軟性などに優れていることから、コンベヤベルトに使用することにより、ベルト本体の重量が従来品に比べて最大40%削減され、転がり抵抗が減少することで、省エネルギー効果が最大25%向上することが実証されている。さらに「トワロン」は、コンベヤベルトの長寿命化や、非稼働時間の短縮による作業効率の最大化も実現にも貢献する。このたびの受賞は、こうした持続可能性の高さが評価されたことによるもの。
 テイジン・アラミドは、この受賞を契機として、深部採掘や鉄鋼産業、電力産業などにおける用途展開をさらに推進していく。
 テイジン・アラミド 社長のゲーテ・W.フレデリクス氏は次のようんはコメントを寄せている。
 「コンベヤベルトメーカーに向けた、当社の持続可能な低コスト稼働を実現するソリューションを高く評価いただき、非常に光栄に思っています。当社は、環境配慮や経済価値における顧客利益向上のための手法「Customer Benefit Model (CBM) 」(*)を用い、製品の長寿命化や使用電力の削減率などを定量化することにより、今後も環境負荷低減に向けたソリューションを提案していきます」
(*)「Customer Benefit Model (CBM) 」: テイジン・アラミド と蘭Ecomatters社が共同開発した、製品のトータルバリューチェーンにおける環境配慮や経済価値などの顧客利益を比較する方法で、第三者機関である蘭TÜV Rheinlandに認定されている。


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