三井化学(株)は、これまで無かったような新しい視点で「素材の魅力」を分かりやすく伝える、クリエイターとのコラボレーションプロジェクト“Material Meets Creative Team”の第6弾として、三井化学東セロ(株)の新開発品である「形状記憶シート」と、コクヨ(株)クリエイティブセンターの佐々木 拓氏とのコラボレーションで、初めから割れている壺 “UNFRAGMENT”を製作した。 三井化学東セロの形状記憶シート(開発品)は、柔軟性、形状記憶性、応力吸収性、低反発性などの特性を持ち、特に常温付近で硬さが変わる温度依存性、これまでにない独特なしなやかさと柔軟性が生み出す触感は多方面から高い評価を得ている。
今回の作品“UNFRAGMENT”では、その形状記憶性に着目し、「ゆっくりと元に戻る」特性をプロダクトに落とし込んだ。壊れた陶器を治すことで新たな価値を生む金継ぎの技術を参考に、手で広げると壺が開き、時間と共に元の状態に戻っていく。割れた状態と金継ぎされた状態を行き来する“UNFRAGMENT”は、これまでに無いプロダクトの時間軸を表現している。
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【素材の魅力】三井化学×佐々木拓(コクヨCREATIVE CENTER)、形状記憶シートで「初めから割れている壺」製作
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