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【グリーン投資】大和証券グループ、大王製紙のグリーンボンドを引き受け

 大和証券グループは、大王製紙(株)が発行するグリーンボンド(注1)(第21回債7年 150億円、第22回債10年 50億円)の引き受けにおいて共同主幹事を務め、グリーンボンドの条件が決定された。

 大王製紙は、「世界中の人々へ やさしい未来をつむぐ」との経営理念の実現に向け、事業活動を通じて社会課題の解決に取り組み、環境・地域社会と共生して持続的な企業価値の向上を目指す、としている。

 特に、経営理念の実現に向けた4つの柱の1つである「地球環境への貢献」においては古紙の高度利用・バイオマスエネルギーの有効利用・省エネルギーの推進等、環境負荷低減に継続して取り組んでいる。

 また、同社は、今年5月に公表した第3次中期事業計画「Move on 革進と飛翔」における成長戦略の一環として、「難処理古紙の有効活用」および「FIT制度を活用したバイオマス発電」を掲げているが、グリーンボンドによる調達資金の充当を予定しているグリーンプロジェクトは、当該成長戦略に即したものであり、まさに同社が目指す「社会と調和した持続的な企業価値向上」に資するものであると考えられる。

 なお、グリーンボンドは、国内製紙・日用品業界で初めての事例となる。

 大和証券グループは、過去10年以上にわたる継続的な商品の開発と提供を通じて、社会的課題の解決や未来の社会および金融・資本市場の発展に寄与すべく尽力してきた。また、今年より代表執行役社長 中田誠司を委員長とした『SDGs 推進委員会』を設置し、グループ横断的にSDGsへの取り組みを進めている。今回の大王製紙が発行するグリーンボンドの引受・販売はそうした取り組みの一環であり、大和証券グループは今後も、SDGs達成に向けて貢献するとともに、投資家に新たな投資機会を提供していく。

【グリーンボンドの概要】

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2019 10 22 daiwa grp

(注1)「グリーンボンド」とは、企業や地方自治体等が、国内外のグリーンプロジェクトに要する資金を調達するために発行する債券。具体的には、①調達資金の使途がグリーンプロジェクトに限定され、②調達資金が確実に追跡管理され、 ③それらについて発行後のレポーティングを通じ透明性が確保される点が特徴。大王製紙は本グリーンボンドの発 行のために、「グリーンボンド原則(Green Bond Principles)2018」に則したグリーンボンドフレームワークを策定し、第三者評価機関であるDNV GLビジネス・アシュアランス・ジャパンよりセカンドパーティオピニオンを取得している。 


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